山形の旅2016夏

山形旅行記2016

 ☆☆☆☆☆ 山形旅行記2016 ☆☆☆☆☆ 2016.8.12〜13

【序章】
 二度目の山形入りとなりましたが、今回の主目的地は、
 「最上川下り」「銀山温泉」「山寺」「蔵王」「米沢」と主に内陸部を
 まわるプランとして観光・取材を行いました。

★8月12日(金)★

【1】山形県へ

 今回は、前日12日の19:15頃に自家用車にて出発し、上信越道・坂城IC
 →北陸道経由→日本海東北自動車道の中条ICまで約270キロ走り
 23時ちょっと前に中条グランドホテルへと入り前泊。
 そして翌朝6:30より朝食。このあたりはビジネス系の客が多いホテル
 ならではの早いスタートがとても好都合なところ。

 7:00出発にて、荒川胎内ICより日本海東北道に乗り、終点の
 朝日まほろばICまで。
 その後は葡萄峠経由で、山形県入りを果たす。

 再び日本海東北道・あつみ温泉ICから高速に乗り、鶴岡西ICで下り、
 一般道を走り、9:30頃に無事に第一の目的地である「最上川舟下り」
 に到着。

【2】最上川舟下り義経ロマン観光

 無人駅である高屋駅に車を停め、駅の駐車場内にある舟下りの受付場所
 で乗船料2000円を払い、徒歩で5分ほどの高屋乗船所へ。
 
 舟下りは10時の便に間に合って、無事出舟!
 約1時間の舟下りは、まずはエンジンを焚いて最上川の上流方面へと進む。
 船頭さんはその道のベテランといった風のおばちゃんで、楽しいガイド
 をしてくれる。
 そんな中で、今年は雨が少ないということで、だいぶ最上川の水位も下がって
 いるとのこと。
 そういったことからか、川の水深が浅くなっていて上流への川上りも
 平年よりは短いそう。そしてぐるりとUターンして、今度こそ正真正銘の
 舟下り。けっこうな水しぶきを立てながら下る様は、まさに乙なもの。

 そして約1時間の舟下りの終盤は、このプランの目玉である仙人堂へと立ち寄る。
 ここは、義経の従者・常陸坊海尊が建立したとされ、 芭蕉が腰掛けたという石もあり、
 「おくのほそ道」にもその名が登場するちょっとしたパワースポット。
 ここで仙人堂わき水コーヒーを頂く。豆はともかく水はとびっきりの
 ものがあるというところか。

 こうして約1時間の舟下りの旅は、当時の義経の平泉への逃避行を想い
 おこしつつの感慨深いものとなる。 

【3】銀山温泉

 舟下りを終え、11時に高屋駅を出発し、国道47号線を走り、新庄に
 出て国道13号を南下。走ること1時間ほどで次の目的地である銀山温泉に到着。
  
 さすがにお盆前ということで観光客が多いせいか、銀山温泉より下にある
 大規模な商業施設である大正ロマン館に車を停め、無料のシャトルバス
 で銀山温泉へと向かうことになる。

 ちょうどお昼時ということもあり、まずは腹ごしらえということで
 そば処伊豆の華にて「夏しらずそば」を食べる。
 こちらのメニューは夏限定で、冷やかけそばの上に大根と大葉、ミョウガの千切り
 そして紀州南高梅、海老天。となかなかのボリュームながら、味はしっかりと
 していて特に梅干がよいアクセントか?!というところです。
 そして小鉢の大根漬が絶品・・・。しっかりとした歯ごたえはたまらないものあり。

 お腹を満たした後は、銀山温泉を散策。名物カリーパンで有名なはいからさん通り
 の前を右に曲がると白銀の滝へと続く道。
 こちらを滝の裏も含めてちょっと散策して展望台で白銀の滝のマイナスイオンを
 たっぷりともらうことにする。
 改めて夏の暑い時期の滝ほど涼しげなものはない!と感じた次第。

 その後、シャトルバスで再び大正ロマン館まで戻り、1時間半ほどの銀山温泉
 での取材が終了!

【4】山寺(宝珠山立石寺)

 13時30分に銀山温泉を出発し、国道13号線をさら南下。走ること1時間
 ほどで次の目的地である山寺に到着。
 
 駅前の1回500円の有料パーキングに車を停め、徒歩で参道へと向かう。
 登山口より1000段の階段を1段1段上がってゆく。

 根本中堂、山門(ここで拝観料300円払う)、仁王門と登り、ガイドブック
 でも有名な納径堂・開山堂へ。ここは素晴らしいビュースポットなり。

 そして展望台とも言うべき五大堂にて下界の田園風景を楽しむ。

 最後は、奥の院でご利益登山の完了となる。

 真夏の暑いさなかの石段登りは一昨年8月のこんぴらさん以来だが
 地形を生かした要害という雰囲気はここ山寺にしかないものかなというところ。

 こうして約1時間45分の参拝を無事終了。

【5】蔵王のペンション

 15時45分に山寺を出発し、山形自動車道・山形北ICから山形蔵王ICまで 
 1区間だけ走り、西蔵王高原ラインに入る。こちらは今年の3月までは有料だったが
 4月から無料開放されたということてラッキーというところ。

 そして走ること50時間ほとで無事蔵王に到着!
 温泉街を少しだけ散策して本日の宿ペンション・ポテトへ向かう。

 こちらは蔵王のペンション街でも入り口近くの方にあり、共同駐車場からも
 近く良い立地条件。
 そしてなんと言ってもコーヒーマイスターのいる宿ということで期待大。

 17時のチェックイン後に、早速評判のガラス張りの展望風呂へ。
 こちらはペンションにしては大きくてとても快適。じつに贅沢なひとときとなる。

 そして18時30分よりディナー。
 今回蔵王牛フィレステーキのプランにしたため、少しお高いが、そこはそれ
 ペンションならではのリーズナブルさでおいしい蔵王牛を堪能する。
 
 他、メニューはサラダ、オニオンとミョウガのスープ、ポテトグラタン、
 大根のひき肉あえ、デザートにチーズケーキ。仕上げはきたあかりブレンドの
 コーヒー。

 ゆっくりと食事を楽しんでのコーヒーはなんとも贅沢の一言。

 後は、もう1つの小さな風呂も制覇し、2階の自室にこもりつつ階下から
 聴こえて来るピアノを聴きながら就寝まで書庫から漫画Drコトーを
 取り出し読みふけり、ゆったりとした時間を楽しむ。

★8月13日(土)★

【6】蔵王めぐり

 山形2日目。7時30分よりの朝食は、スクランブルエッグ、ソーセージ
 もやし炒め、キュウリの漬物、昆布と人参あえ、そして主食はトースト。

 おいしいバターとジャム付き。そしておかわり自由のポテトブレンドの
 コーヒー。
 なんとも贅沢なアメリカンブレークファーストを味わいペンションならでは
 楽しみとする。

 8時10分に出発!一路蔵王ロープウェイ乗り場へ。

 といっても至近のため5分ほどで到着し、8時30分の始発便でまずは
 樹氷高原駅へ。そして乗り換えてさらに上の地蔵山頂駅へと向かう。

 ここから小登山ということで、まずは地蔵山1736メートルを制覇。
 いったん下って、三宝荒神山1703メートルを制覇。
 二山制覇はなかなかにしんどいものがあるが、朝方ということも
 あり暑さが来るまで制覇できてなによりという感あり。

 そして、10時のロープウェイで下山。
 車でお釜へ向かう。
 
 蔵王エコーラインを経て蔵王ハイライン(有料540円)へ入り
 宮城県側から再び蔵王山頂を目指し多少の渋滞はあったが11時には
 ついにお釜に到着!

 霧が出てきてお釜が鮮明に見えないため、いったん刈田神社へ参拝。
 そしてしばらく粘っていると霧が晴れてきて、ついにエメラルドグリーンに
 輝くお釜が見える。これは感動。来たかいがあったということで
 本当にありがたいところ。

 こうして蔵王での取材を無事終了。

【7】米沢

 11時50分にお釜を出発し、走ること1時間半ほどで米沢に到着。
 まずは上杉神社へ。謙信公の像などを見て観光案内所・お土産処で
 うこぎ茶をゲット。

 そして少し遅くなったがお昼は米沢牛を!ということでミートピアへ。
 ボロボロの立体駐車情に車を停め、お店のある2階へ。

 ここでサービスメニューとも言える特選米沢牛ロースを使った
 すきやき丼(1600円)を食べる。
 通常米沢牛というと5000円以上は当たり前というところだが
 それが1600円から味わえてしまうのだからたまらないところ。

 ということで、米沢牛のとろけるおいしさに感動しつつ米沢グルメ
 を堪能。

 そして米沢での最後の目的地である上杉家廟所へ。
 こちらは歴代の米沢班の藩主の墓がある場所。
 謙信公の墓を中心に左右に景勝公、定勝公、と整然と配置される
 様はじつに壮観なもの。

 こうして山形での取材を終え、16時に帰路につく。
 米沢より南下し喜多方に入り、会津若松へ。そのまま磐越道にて
 新潟まわり、北陸道→上信越道と走り23時に帰宅し、旅の終焉を迎える。

【8】まとめ

 今回の山形旅行は日程的に1泊2日ながら、前泊したため
 1日目の早い時間から山形入りしてフル活用でき、2日目も
 夕方までとかなり有意義な時間を過ごすことができました。

 また山形への経路も混雑する東北道を避けて新潟まわりを取ったため
 渋滞に巻き込まれることもほぼ無く予定した訪問地をほぼ巡ることが
 できました。

 欲を言えば、天童・寒河江などの町を散策したかった・・・という
 ものがありますが、それは次回の楽しみに取っておくことに
 したいと思います。
      
              *** 山形旅行記2016 完 ***

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