徳島旅行記2018
徳島旅行記2018
☆☆☆☆☆ 徳島旅行記2018 ☆☆☆☆☆ 2018.3.30〜4.1
【序章】
初めての徳島県入りとなりましたが、今回の主目的地は、
「阿南・津乃峯公園〜蒲生田岬」「海陽・竹ヶ島」「美波・日和佐うみがめ博物館〜薬王寺」
「徳島・阿波踊り会〜眉山」「脇町・うだつ」「鳴門・鳴門公園」とまわるプランとして
観光・取材を行いました。
★3月30日(金)★
【1】徳島県へ
今回は、5時36分発のしなの鉄道にて篠ノ井へ。そして6:17発のしなの2号にて
名古屋へ。この道中は指定席は空席が目立ち、松本あたりから少しづつ席が埋まりつつで、
年度末最後の週末ということで、あまり旅に出る人はいないかという落ち着きぶり。
名古屋駅での乗り換えもスムーズにに運び、9時30分発の新大阪行のぞみ301号にて
新大阪へと向かい10時20分着。
平日とは言え、さすが新幹線のターミナル駅だけあって新大阪駅は混雑・・・。
トイレ休憩もままならず、JR京都線〜神戸線快速へと乗り換え10時31分出発。
尼崎・西宮・本町・三宮・神戸と進み、11時25分に舞子駅に到着。
ここから、急ぎ足で高速舞子駅へ。エスカレーターや階段をどんどん昇って、8分程度で
到着! 高速舞子の言葉通り、まさに高速道路上にある高速バスの駅ということで、
あとは乗車予定の徳島バス・ハーバーライナーを待つ。
定刻の11時40分より10分くらい遅れてバスが到着し、無事乗り込み出発。
バスはすぐに明石海峡大橋を渡り淡路島へと入り、意外に長い時間の島内の走行に
淡路島の大きさを感じるところ。そして淡路島南端より鳴門大橋を渡って12時30分
すぎに高速鳴門停留所にて降りる。
あとは徒歩でトヨタレンタカー鳴門店へ。ここでヴィッツを借りてまずは近くの
セブンイレブンにて昼食を調達し、いざ出発!
【2】阿南
国道28号線を南下し、国道11号線へと入るも、徳島市内で渋滞にはまる・・・。
このあたりは、慢性的に込んでいるものらしい。
そうして14時30分すぎに第一の目的地である津乃峯公園に到着。
入り口となる津峯スカイラインは桜が満開で、よい時期に来たと思うところ。
平日のせいもあってか閑散としており、津峯神社へのリフトも自分が行ってようやく
動かすという状況でまさに貸切状態。
神社での参拝を済ませ、阿南市内のすばらしい景観を楽しみ、またリフトにて
駐車場へ。余談ながらこのリフトを動かしているのは巫女さんということで
まあさもありなんというところ。また駐車場には、廃墟と化した結婚式場があり、
きっと高度経済成長時代には活況を呈したのであろうが、時代の移り変わりとともに
廃れてしまったのだろうな・・と感じる。
こうして45分ほどの散策を終え、15時15分に次の目的地である蒲生田岬へ向けて
移動開始。
こちらまでの道のりは、比較的スムーズだが、やはり道が狭いところが所々あり・・・。
なんというか、車1台分の道ですれ違いスペースを設けてある道は対向車との
せめぎあいになり、走るのはなかなかにしんどいところ。
それでも数える程しか対向車とすれ違わないのは、地方の過疎化を感じるところ。
こうして16時すぎに蒲生田岬駐車場に到着!
あいにく海岸沿いの遊歩道が工事中ということで、迂回路にて灯台へと向かうも
これが森の中を行く急坂で足腰に響くものなり・・・。
それでも歩いて8分程度で灯台まで着けることから、以外と距離は無かったのだと
感じるところ。
そして灯台での風はかなり強いものの眺めは最高。すぐ前に伊島を臨み、絵になる風景。
また灯台まわりの散策路は2ルートでけっこう広めになっていてなかなかのもの。
こうして灯台の散策を30分ほどで終え、16時30分に本日の宿へと向けて出発。
【3】砂美かたやま
蒲生田岬を出発し、国道55号に入り南下。途中2011年に開通した自動車専用の
日和佐道路を通り、17時30分に本日の宿「砂美かたやま」に到着。
洒落た外観と清潔感のある内装、部屋はロフト付きということで、珍しくもあり、
それゆえ天井が高くてとてもくつろげる宿。
まずは、風呂にて疲れを癒し、18時30分より夕食。
趣向を凝らした前菜に、ぶりのしゃぶしゃぶ。肉のたっぷりのったイセエビのおつくり。
ソースが絶品の白身魚のムニエル。コイの姿煮。イセエビのダシをとった味噌汁。
デザートは、鳴門金時のゼリーとひとつひとつがとにかく美味しく、至福のひととき。
また今夜は大阪からのお遍路さんと自分と二人だけの宿泊のようで、そこでの会話も
楽しむ。
食後に一休みし、練る前に今一度風呂にて暖まり就寝。
こうして砂美かたやまでの夜は深まり、第1日目は無事終了。
★3月31日(土)★
【4】海陽
起床後、7時より朝食。ぶりの塩焼き、しらす、のり、ひじき、漬物、味噌汁という
シンプルながらもひとつひとつ素材が良くとても美味。
朝食後、荷物を整え7時45分に宿を出発!
走ること45分ほどで、本日最初の目的地である徳島県最南端・海陽町竹ヶ島の
海洋自然博物館マリンジャムに到着。
そして目的の海中観光船ブルーマリンは9時からだったため、少し周辺を散策。
水床湾、宍喰浦の化石漣痕などを見て、8時50分に再び戻り、マリンジャムを
ざっと見て、9時からのブルーマリンに乗船することにする。
博物館にも人が居なかったのでまさかとは思ったが、なんとお客は自分一人・・・。
それで、運転者1名、ガイド1名にブルーマリンの出港とはなんとも申し訳ない感じ。
それでも海中をガイドさんと時々会話するような不思議な感じで見て回ることに。
海中は、思ったより珊瑚がたくさんいて、レアな生きたイセエビも見ることがてぎ
思っていたよりもかなり賑やかな感じ。このあたり、まさにアンダー・ザ・シー
なのかなというところ。
こうして約30分ほどの海中散歩を堪能し、帰港する。
【5】美波
マリンジャムを9時30分に出発し、いったん砂美かたやまの近くまで戻り、そこから
南阿波サンラインに入り、北上。
途中、第3、第2、第1展望台に立ち寄り、景色を楽しみつつゆっくりドライブ。
その後、11時に本日第2の目的地である日和佐うみがめ博物館カレッタに到着。
こちらは今回の旅のメインの1つとして考えていた施設でもあり、何年か前のNHK朝の
連続テレビ小説ウェルかめでもおなじみの場所。
ひととおり、館内を見学した後、11時40分から子ガメの水槽ガイドのイベントに
参加。こちらは飼育員が解説しながら子ガメたちにエサをやるというもので、これは
なかなかの見所満載。
エサをほおばるカメの姿もさることながら、飼育員がカメを水槽から持ち上げて
解説するところが特に圧巻!
徳島の言葉でいうところの「ぞめき」を感じたひとときになる。
いずれにしても、海ガメをこうやって間近で見るのも貴重な機会であるのに、さらにこのような
イベントにうまく参加できてなんともラッキーというところ。
こうして、うみがめ博物館を後にして、近くのえびす洞へ。
いままでの旅でもそうだったが、こういった洞はほんとうに見所としてはわくわくするものあり。
ここの特徴は、まずは洞の穴を見て、ぐるとまわりこんで次は洞の上の遊歩道を通って
1週できるというもの。景色も良く、これはかなりのビューポイントでは?!と思うところあり。
その後、恋人岬に立ち寄り、海がめの産卵地として知られる大浜海岸を一望。
こちらも小さいながらも素晴らしいビューポイントという感あり。
そして、次に向かったのは薬王寺。四国霊場88箇所の第23番にあたり、厄除けを
メインコンセプトに置く寺院。その特徴とすれば、瑜祇塔の威容が特徴的で、
これは山麓から中腹にかけて建立されている薬王寺の中でも際立った存在となっている。
ということで、自分もそれにつられての参拝となるが、ちょうど桜が満開ということも
もあり、じつに良い時期に訪れたな・・・と幸運を思わずにはいられないところ。
その後、道の駅日和佐にて一休み。さらにファミマにてサンドイッチの昼食。
旅先でコンビニというのもなんだが、このあたりは時間節約+宿での食事をよりおいしく
食べるための手段でもあるところ。
【6】徳島
美波町を後にして、阿南に分かれを告げ北上。一路徳島市へ。
14時20分に本日最後の目的地である阿波おどり会館に到着。
まずは阿波おどりミュージアムにてひととおり、阿波おどりについて学び、
15時よりいよいよ実演の見学。
阿波踊り会館専属の「阿波の風」による実演は、踊りだけでなく時代とともに変化した
阿波おどりについての解説や、基本的な踊り方のレクチャーもあり、これまたじつに
勉強になるひとときを過ごす。
約40分の実演はあっという間であるが、これぞ阿波おどり!というものと、
阿波踊りのウンチクについて多少は語れるところまで学べたのは大きかったかなというところ。
その後、阿波踊り会館の5Fにあるロープウェイ乗り場から、眉山山頂へ。
こちらは桜が満開の時期でもあり、花を愛でるひとときに加え、もともとある
徳島市の街並みを一望できる大パノラマも十分に堪能する。
その後、ロープウェイにて山麓に戻り、今度は車でこれまた眉山の山頂近くにある
本日の宿であるかんぽの宿徳島へと向かう。
【7】かんぽの宿徳島
17時。チェックイン時刻より早く宿に着いたため、眉山公園を散策。先ほど
ロープウェイで登った山頂とそう距離が離れていないことがわかり、なるほど
というところ。
こちらは花見シーズン真っ盛りとはいえ、どうやら夜桜の名所ではないようで、
人影もまばらになりつつあり。
そんなこんなで、17時20分にかんぽの宿徳島にチェックイン。
バルコニー付きの部屋で、徳島市内を一望できる素晴らしい景観。
そんな景観を楽しみつつ一休みし、18時15分から夕食。
夕食は「春のプレミアム遊山プラン」ということで、
【前菜】季節の五種盛り
【造里】小鯛姿盛
【煮物】筍の子饅頭(鯛の切身入り)
【焼物】鉄板肉三種 阿波ホーク、牛、鶏
【揚物】足赤海老と野菜の天婦羅
【鍋物】鯛しゃぷ
【飯物】白飯
【椀物】蛤の吸物
【香物】盛り合わせ
【デザート】季節の盛り合わせ
というフルコース。
鯛が旬ということで、そちらをふんだんに使っている感あり。
いずれにしても、今回選べる食事プランとしては最高のものをチョイスした
こともあり、ここは大いに満喫。さらに景観の良い窓際の席というのも
うれしいところ。
夕食後は、1階の大浴場へ。温泉という訳ではないようだが、広くて
露天もあり、リゾード気分満載というところ。
そうこうして徳島最後の夜は深まり、就寝となる。
★4月1日(日)★
徳間の旅最終日は、6時起床でまずは大浴場へ。体を温め、7時からは
バイキングの朝食。こちらはメニューが相当に豊富で、選びきれないくらい
であるが、それでもなるべくたくさんのものを少しづつ取り味わう。
席も夕食と同じ場所を確保して、朝の徳島市街を眼下に見下ろす。
こうして徳島眉山での一泊を通じて、それぞれ堪能して7時45分に
かんぽの宿徳島を出発する。
【8】脇町
徳島市街地は慢性的に渋滞気味であるようだが、さすがに日曜日の朝は
流れがスムーズ。ということで、25分ほどで徳島自動車道・徳島ICに
到着し、高速に乗り一路西へ。
走ること30分程で、本日最初の目的地である脇町へ到着。
早速道の駅うだつへと向かい、有名な「うだつの町並み」を見学。
うだつが上がらないという言葉があるが、ここが発祥とのことで一見の価値あり
というところ。
そもそもうだつとは、江戸時代に多くあった大火による延焼を食い止めるための
防壁とのことで、2階に設けられた壁のようなものとのこと。
その後、脇町潜水橋へ。
こちらは高知で見た沈下橋の一種のようだが、それよりかは道幅も広く
怖くないようで都会の沈下橋という印象あり。
こうして脇町でのひとときを終え、再び東へと向かう。
【9】霊山寺
脇町を出発し、再び徳島自動車道脇町IC〜藍住ICを経て走ること45分ほどで
四国第一番霊場、いわゆるお遍路さんのスタート地点になる「霊山寺」に到着。
ここには、巡礼用品を扱う売店もあり、作りたての被り物があったりして
お遍路に想いを馳せる。
このあたりは、四国ならではの風物詩と言えるところ。
また第一番霊場ということで、賑わいもひとしお。
こうして雰囲気を感じつつ、10分ほどの参拝を終える。
【10】鳴門
霊山寺を出発し、高松自動車道鳴門ICより、東へ。徳島入りする時に降りた
高速鳴門の停留所を横目に橋を渡り、鳴門北ICにて降り、鳴門公園へ到着。
ここで10時45分ということで、お昼をはさんで午後2時頃までゆっくりと
鳴門公園での見学に入る。
まずは、公園の第2駐車場に車を停め、遊歩道を歩いて観光スポットが集中する
ゾーンへ。
ここで呼び込みに従って、大鳴門橋架橋記念館エディと渦の道の共通チケットを
ゲット。900円。
そしてまずは、大鳴門橋架橋記念館エディを見学。こちらでは、渦潮についての解説や
大鳴門橋についての解説が詳しくされており、まずは本物を見る前の予習的な知識を
得られた感あり。
その後、渦の道へ。こちらは歩いて大鳴門橋の中を進み、渦潮を直下に見られる
という人気スポット。思ったより距離があり、大規模な施設であることは歩いて
見た感想というところ。
それにしても、最奥部の床がガラスばりになっているところは圧巻。
渦潮観光船が荒波にもまれるところも目の当たりにし、いかに渦潮がすごいもので
あるかをまずは真上から堪能する。
その後、いったん公園から下り、うずしお汽船の小型高速観潮船乗り場へ。
こちらで12時30分乗船のチケットを購入し、しばし休憩。
うずしお汽船の小型高速観潮船はかなりのパワーがある船で、鳴門海峡まで
わずか3分というスピードにて、20分で渦潮を間近に楽しめるフットワークが
とても良好なところで、人気があるよう。また乗船料も1550円とお得。
またちょうど4月1日は、大潮で12時50分が干潮。瀬戸内海と太平洋の
潮の高低差も最大!タイミングも良く20分の船旅へと出発する。
船が出て本当にわずか3分で鳴門海峡へ。大鳴門橋の下の渦潮に近づくにつれ、
波が荒くなり、船もかなり揺れかなりの大迫力なり。
渦潮がずごいのはもちろんだが、瀬戸内海と太平洋の潮の高低差が生む白波と
潮の流れが相当に感動的。
スリリングな体験の20分はあっという間だが、本当にぼやぼやしていると
船から振り落とされかねないようなところもあり、その点は命がけの取材と
いう感もあり。
こうして観潮船での渦潮体験の後は、再び公園へと上がり、お茶園展望台で
しばし景色を堪能した後、お昼に徳島ラーメンに挑戦。
特徴とすれば細めん・豚骨風味というとで、いわゆるトンコツラーメンの流れ
をくむラーメンなのかなというところ。
こちらは量は少ないが味は濃厚。美味なり。
そして食後は、エスカヒルへ。こちらは68メートルという長いエスカレーター
にてたった3分で展望台へ上がれるというもので、その威容も話題になるところ。
料金が400円というのは高いか安いかだが、エスカレーターというのが
何やらデパートに来たような感じでいかにもユニークなところ。
こうして鳴門公園での取材を終え、14時前に出発となる。
【11】帰路
鳴門公園から徳島あわおどり空港までは、約40分ほど。今度は一般道にて。
奇遇かどうか、ちょうと金曜日に車を借りたトヨタレンタカーの横を通り、
阿南へ向かった道をなぞるように南下。
空港近くのモービル石油にて満タン給油。そして空港へと向かう道路の
途中にあるイルローザ鳴門店に入る。
こちらでお土産候補の鳴門金時ポテレットと、マンマローサさくらを
1個づつ買い味見。個人的には鳴門金時ポテレットの方に軍配!
そして14時45分。トヨタレンタカー徳島空港店に3日間借りたヴィッツを
無事返却。あとは徒歩で空港へと向かう。
空港には、お土産屋さん展望デッキ、レストランとけっこうお店が多くて
充実。またイルローザも店を出しており、そこで鳴門金時ポテレット15個入り
を購入。他桜金長まんじゅう10個入り。徳島ラーメン。孔雀なると金時2個。
徳島ラーメン麺王を購入。それぞれお土産ではあるが、目移りしてなかなか
決められないのはいつものこと・・・。
そして早めに保安検査場を通過し、出発待合室内で休憩。
そして16時15分発のANA284便にて東京羽田へと向かう。
機材はA320。小型機でモニター無しのため、客室乗務員による救命具
パフォーマンスが見られるという特典付き。
予定より10分ほど遅延して羽田に着き、東京モノレールにて浜松町に出て、
山手線経由で無事東京駅に着き、18:40発のあさま625号に乗り込む。
こうして20時半すぎに帰宅し、旅の終焉を迎える。
【12】まとめ
今回の旅は、徳島の一県のみということで、
日程的に2泊3日ながら、1日目は早朝出発でお昼すぎから観光をスタートでき、
2日目はまる1日。3日目は14時前までと比較的ゆったりと見たいところ+α
で観光することができました。
また1日目は静かな海沿いの宿。2日目は山頂の景気の良い宿と毛色の違う
ところに泊まれたのも良かったです。
最も西側地域を中心に見れなかったものはたくさんありますが、それは再訪の時の
楽しみにとっておきたいと思います。
*** 徳島旅行記2018 完 ***