名古屋旅行記2004

 ☆☆☆☆☆ 名古屋旅行記1 ☆☆☆☆★ 2004.3.19
 
【序章】

 今回、名古屋で友人の結婚式がありせっかく高い交通費をかけるならもう
 1日時間を作り、名古屋の取材を行うことにしました。
 
 いままで仕事等で名古屋を訪れたことはあるものの、あくまで仕事のため
 名古屋をじっくり歩いたこともなく地理感も無いに等しい状態でした。

【1】名古屋へ

 さて、自分の住んでいる長野県東部から名古屋に行くのは東京へ行く
 倍以上の時間をかけなくてはならず、その時間は札幌へ行くのと同等・・・。
 まさに新幹線と航空機の偉大さを思い知らされる次第・・・。

 さてその近くて遠い名古屋へのルートは、新幹線+在来線特急を選択。
 
 第3セクター鉄道+在来線特急という選択肢もあったが
 なんと!

  新幹線+在来線特急      6930円 3時間11分
  第3セクター鉄道+在来線特急 7110円 3時間15分

 という訳で、安くて早い新幹線プランを採用。これはJRの乗継割引が
 入ることによる価格の逆転現象と考えることができる。

 こうして、新幹線であっという間に長野に着きそこからは延々と
 松本平から木曽路を通って鉄道の旅。

 名古屋への特急はワイドビューしなの号。名の通り窓が広くてなんだか
 観覧車に乗っている感じ。編成が6両と少ないため自由席はほぼ満席
 状態となる。

 途中からJR東日本からJR東海の路線へと入り会社の違いによる
 カラーの違いなどを観察しつつ名古屋へと向う。

【2】熱田神宮

 お昼ちょっと前に名古屋駅到着!まさしく右も左もわからない状態で
 どうにかコインロッカーを探し荷物を預ける。

 そしてせっかく名古屋に来たのだからということで名鉄に乗り
 第一の目的地「熱田神宮※」に向う。

 ※熱田神宮
  伊勢神宮に次ぐやしろ格の大社で地元では「熱田さん」の愛称で
  親しまれる。三種の神器のひとつ「草薙の剣」を御神体に持つ。

【写真NG01:熱田神宮】

 名鉄の車両はやはりJRのものと違って不思議な感じ。車両番号を
 示す数字の字体がレトロ風でこのあたりに普通の字体のJRとは
 一線を画しているよう。

 と妙なところに感心しつつ、電車は神宮前に到着。
 徒歩にて熱田神宮へと向う。しかしどうも入り口がわからぬぞ・・・
 と思って人のあとをついてゆくとどうにか本通りへとつきあたる。
 どうやら名鉄神宮前から熱田神宮に入る人はあまりいないらしい。

 どうにか熱田神宮に参拝して、次の目的地「白鳥庭園※」へ。

 ※白鳥庭園
  市内で最大の日本庭園。中部の地形を箱庭にした感じ。

 【写真NG02:白鳥庭園】

 どうも地図では方向がわかりにくく渡らないで良い横断歩道を
 渡って時間をロスしたもののどうにか白鳥庭園に到着!

 ここは視界の上にビルさえ見えなければ完璧な庭園。
 しかし市内にいることを忘れてしまうような静かな佇まいは
 心落ち着ける場所と言える。

【3】名古屋城

 白鳥庭園を後にして、初の地下鉄※に挑戦!
 もよりの神宮西駅へと進む・・・。
 
 ※名古屋の地下鉄
  環状線(16年度中に完成予定)の名城線に、東山線、桜通線
  鶴舞線、上飯田線、名港線(環状線が完成すると名城線から
  分離独立する)があり、現在拡張工事が進行中である
  
 名古屋市交通局のページ → http://www.kotsu.city.nagoya.jp/

 路線図も路線名称もまったく頭に入っていない状態なのでまずは
 路線図をじっくりと見て行き先の「市役所駅」を探す。
 運の良いことに熱田神宮もよりの神宮西駅からは乗り換えなし
 で行くことができるため慣れるのにちょうど良い練習となる。

 乗ること15分ほどで無事到着!
 市役所駅から外に出ると外国人より突然道をきかれる・・・。
 自分も初めて来た場所で答えようがないので、工事をしていた
 おじさんにその人を託すことにする。

 どうにか無事収まり自分は名古屋城※へと進む。

 ※名古屋城
  1612年に築城された尾張徳川家の居城。太平洋戦争時
  の空襲により焼失するが、戦後鉄筋コンクリート造りで
  復元された。

 地下鉄の駅からだと広い名古屋城の東門からの入場となるが
 まず入場券を買って真っ直ぐ進み正門前のおみやげ兼軽食屋さん
 にてランチ!

 さっそく名古屋名物のきしめんをいただく。
 麺はもちもちしていて、かつをぶしのたっぷりかかった香ばしい
 スープが絶品。七味唐辛子を入れてピリっとさせるとまた一味
 違う。
 それにしても・・・自分のせいではないと思うが、後から来る人の
 ほとんどがきしめんを注文するので「きしめんにして正解かも!」
 と感じる。

 昼食後、いよいよ天守閣へ。
 有名な金のシャチホコを見つつ入場!地下より天守まで展示フロア
 になっているが「尾張徳川家の歴史」や「名古屋城の歴史」といった
 ものがメインでひととおり見学して天守に到着!

【写真NG03:正門方面から名古屋城】
【写真NG04:金のシャチホコ】
【写真NG05:名古屋城全景】

 気分は殿様!という訳にはいかないが、今はもっと高い建物が
 たくさんあるためなんだか天守閣から見上げるような感じ・・・。

 どうも腑に落ちない感じでもっと高いところの名古屋テレビ塔へと移動!

【4】名古屋テレビ塔

 地下鉄にてわずか一駅だが、同じ名城線にて久屋大通駅にて下車。
 さっそく名古屋テレビ塔※へと登ることにする。

 ※名古屋テレビ塔
  1954年に完成した180Mのテレビ塔で日本で最初の集約電波鉄塔。
  100Mの位置に展望台がある。
 
【写真NG06:名古屋テレビ塔】
【写真NG07:名古屋テレビ塔展望台より名古屋駅方面】

 まずは3階までのぼり、そこから展望エレベーターでいっきに地上100M
 の世界へ。しかしこのエレベーター外が見えるためちょっと怖い感じ。
 展望台は屋外展望台と屋内展望台の二層になっており、屋外は金網こそある
 ものの100Mの空気を感じることができる。

 ここでしばらく360度パノラマの名古屋の風景を楽しむことにする。

【5】名古屋港

 テレビ塔を後にして、そのまま名城線でずーっと下り名古屋港へ。
 名古屋港には明日の結婚式の会場があるのだが、明日は取材している余裕
 がない今日のうちに取材をすることにする。

 地下鉄名港線名古屋港駅よりしばらく歩くと水族館を発見!しかし
 入場料が高いのでパスし、ポートブリッジを渡って「南極観測船ふじ※」
 を見学することとする。

 ※南極観測船ふじ
  1965年から18年間活躍した砕氷船。引退後名古屋港に固定され
  内部を公開している。

 【写真NG08:南極観測船ふじ】

 中に入るとなんだか潜水艦のような雰囲気。砕氷船という特殊な構造
 によるものかわからないが窓が少ないゆえそんなイメージを持つのかも
 しれない。

 【写真NG09:南極観測船ふじ内部】

 内部を見学するにつけ当時の南極へと向う隊員たちの思いはどんなもの
 だったかなと想像がふくらんでゆく。そして最後のコーナーに南極での
 生活についての資料が置いてありひととおりチェックする。

 俗世間から隔離された状態での数ヶ月にわたる調査の雰囲気をわずか
 でも感じ取って下船となる。

 そしてここでそろそろ夕方になり寒くなってきたので本日の取材の
 最終目的地へと向うこととする。

【6】JRセントラルタワーズ

 本日の最終目的地は「JRセントラルタワーズ※」。名港線に乗り、
 そのまま名城線に乗り入れ、途中久屋大通駅にて桜通線に乗り換えて
 名古屋駅へ。
 (ここまでくるとだいぶ地下鉄の路線を覚えてきて動きがスムーズに
 なってくる)

 ※JRセントラルタワーズ
  名古屋駅ビルとしてJR東海が巨額を投じて建設したツインタワー
  ビル(オフィスタワー51階245m、ホテルタワー53階226m)
  で、のべ床面積410,000uという広大な広さを持つ

 ページ → http://www.towers.co.jp/index.html

 地下鉄から上がってそのままエスカレーターでスカイシャトル乗り場
 へ。いくつもあるエレベーターの中から1つを選びいっきに12Fへ。
 ここでタワーズプラザ(12〜13F)をひととおりまわり、その中
 の一つであるラーメン屋(江南)にて柳麺(600円)をいただく。

 じつはこのラーメンはガイドブックのタワーズ紹介の欄にのっていて
 あまりにもおいしそうだったので・・・(笑)

 その後、ここタワーズに来た一番の目的であるパノラマハウスへと
 向う。いったん12Fに降りて、700円でチケットを買い専用の
 エレベーターに乗り込む。
 わずか36秒で12階から51階までの170mをいっきに登り
 地上245mのパノラマハウスに到着!

 エレベーターを降りて見た景色に大感動・・・!!。

 そこにはまさに名古屋の街を空から眺めているかのような素晴らしい
 パノラマ。

 一回りまわってしばらく景色を楽しんだ後、パノラマカフェで
 コーヒーブレーク。タワーズ最上階の51階で飲むコーヒーは
 また乙なもの。(^_^)

 そして日が暮れて夜景の時間になるまでの2時間ほどをゆっくりと過ごす。
 まさに夢の世界といった感じ・・・。

 【写真NG10:パノラマハウスより下を見る】
 【写真NG11:パノラマカフェにてタルトセット】
 【写真NG12〜15:パノラマハウスからの夜景1】

 また専用エレベーターで下界に下りた後の気持ちは「現実に戻ったな。」
 というところ。ここから人ごみの名古屋駅を抜けて太閤口に出て本日の
 宿へと向う。

【7】チサンホテル名古屋

 本日の宿はチサンホテル名古屋。
 atour(ANAセールス&ツアーズ)で申し込んだため、200マイルが
 もらえるのでお得かも?!

 泊まった部屋はシングルBという部屋だが、このホテルにはさらにお得な
 シングルAという部屋もあるらしく、そちらは3000円代で泊まれる
 とのこと。ただ狭さはきついものらしい・・・。

 こうして名古屋での1日が終了!

 翌日、チサンホテル名古屋のひとつの売りである朝食バイキングで
 腹ごしらえをしていざ出発!

 ページ → http://www.chisanhotels.com/nagoya/index.htm

【8】アルカンシエル名古屋ウエディングビレッジ

 地下鉄東山線と名城線・名港線を乗り継いで本日の友人の結婚式の会場
 である「アルカンシエル名古屋ウエディングビレッジ」へ移動。

 ここは2003年9月にオープンしたばかりの施設で、いつも予約で
 いっぱいで人気が高いとのこと。

 ページ → http://www.weddingvillage.co.jp/nagoya/

 大まかな流れとしては、「挙式」→「ウェルカムドリンク」→「披露宴」
 →「風船飛ばし」→「エンディング」といった感じで、特筆すべき
 ところは「挙式」の生歌と中庭での「ウエルカムドリンク」という
 ところか。このあたりは、当事者の希望等に添ってかなりオリジナリティ
 にあふれたアレンジがあるようである。

 内装はディズニーシーみたい・・・。また他の組のゲストと会わないように
 なっている巧妙な作りにも感心させられる。

 式終了後、今日来た参列者をタワーズに案内して一休み。
 
【9】ホテルアソシア名古屋ターミナル

 二次会終了後、ホテルへ。
 今日の宿は名古屋駅に隣接した「ホテルアソシア名古屋ターミナル」。 

 ページ → http://www.associa.com/nth/

 駅に隣接しているというか駅の一部であるこのホテルはまさに快適。
 ロビーを出るとそこが駅の通路になっているので大変便利。

【10】まとめ

 今回名古屋という街の地理感を得た訳だが、各所を旅行する時の楽しみの
 1つにその地理感を得るというものがある。今回勉強になったのは地下鉄
 と、名だたる名所の位置関係。そして象徴たるタワーズの存在。
 1日目には路線図と睨めっこしていたものが3日目にはすいすいと乗り換え
 ができるようになったは今回の大きな収穫でした。

                     〜 名古屋旅行記 完 〜 

  
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