高知の旅2015冬
高知旅行記2015
☆☆☆☆☆ 高知旅行記2015 ☆☆☆☆☆ 2015.12.4〜6
【序章】
初めての高知入りとなりましたが、今回の主目的地は、
「室戸岬」「高知」「四万十」「足摺岬」に狙いを
定め観光・取材を行いました。
★12月4日(金)★
【1】高知県へ
今回は、6:54発のE7系新幹線あさま604号にて上京し、東京モノレール
経由でで羽田空港入り、スルーチケットにつきチェックイン無しで
保安検査場を抜け、昼食用にヒレカツサンドを購入。
その後、搭乗口61番より、定刻通りの10:40発のANA563便にて
高知へと向かう。
機材はB767−300型機で、何度も乗っていることもあり安心感あり。
フリードリンクのサービスでコーヒーをもらい昼食ほ楽しみつつ1時間
40分の空の旅を満喫。
そうこうしているに無事高知龍馬空港へ到着。
【2】室戸岬台にて
12時10分。定刻通りに高知龍馬空港に到着し、取り付け口より
そのまま空港建屋へ入る。
足早に階段を下りて、オリックスレンタカーカウンターへ行き、
送迎車にて高知空港支店へ。
無事手続き後、フィット1300を借りていざ出発!
こちらは、アイドリングストップ機能付きということで、燃費が
大いに助かる感じがあり。
12時半に出発し、国道55号線・高知東部自動車道経由で
一路室戸岬へと向かう。
途中安芸のヤマダ電機でデジタルカメラのメモリーカードを調達。
こういうことが手軽にできるのも国内旅行ならではの便利さか?!
そして14時10分に無事室戸岬に到着!
最初に岬の遊歩道を散策するが、岩場が多く太平洋の荒波を感じる
ところ。また気温はそれほど低くないものの強風のため随分と寒く感じ、
南国高知でもコート必須というところ。
その後、遊歩道のあるゾーンから道を渡ったところにある室戸岬サイト
の展望台へ登り、ちょっと上から目線で室戸岬を立体的に感じる。
また近くには民宿室戸荘があるが、人気が無くてちょっと気になるところ。
その後、車にて室戸スカイラインを登坂し、室戸岬の高台にある室戸岬灯台へ。
こちらは灯台の敷地はフェンスで囲われていて近づくことはできないものの
じつによいアングルでの撮影ができるようになっていてGood。
イメージとしては、太平洋の水平線がくっきりと見え海のブルー。そこに
真っ白い灯台が写り込むという絵になる構図。
次に山の中にある最御崎寺へ。ちょうど団体ツアー客が来訪しており
賑やかな雰囲気になっているものの、平素は最果ての室戸岬の寺院として
静かな佇まいを見せているのだろうという印象あり。
そして車で2キロほど走り、室戸岬山頂へ。岬の山頂というのも妙なものだが
おそらく室戸岬の最高地点ということだろう・・・。
そしてそこにあるのが高岡園地展望台。ここらの展望が360度パノラマで
また素晴らしい。そしてなぜかこの界隈にはネコが多いのが不思議なところ。
こうして約1時間の室戸岬の取材を無事終了。
【3】吉良川の町並み
15時10分に室戸岬を出発し、走ること約20分で次の目的地である
吉良川の町並みへ到着。
駐車場へ車を停め、ひととおり散策するも、一般の民家や商店もあり
生活観のある町並みを感じる。
最深部で由緒ある祭りが行われるという御田八幡宮を訪れた後、
最後におまつり館に立ち寄る。
こちらは、吉良川の歴史が展示されておりおおいに勉強になるというところ。
こうして約30分の吉良川の町並みの取材を無事終了する。
【4】高知の夜
吉良川の町並みを出発し、来た道をひたすら戻りつつ高知市内へと入る頃
には日が落ちて冬の夜長を感じる。
さすがに県庁所在地だけあって中心街は渋滞あり・・・。ここにきてようやく
アイドリングストップ機能が役に立ったか?!というところ。
そして18時30分、お城のような塀でぐるりと囲まれた本日の宿である
高知城下の天然温泉 三翠園(さんすいえん)に到着。
部屋は、2012年7月リニューアルされたという琉球畳を使用した低いベット
で和と洋の良いところを取り入れたゆとりのある落ち着いた感じでとても
Good。6Fで景観もGood。
そしてしばらく休んだ後、2Fの宴会場やまももにて土佐会席料理の夕食。
こちらは、詳細なお品書きは無かったのですが、一品一品口頭での説明が
あり、特にどろめとぶりだいこんとゆずゼリーが印象に残った感あり。
ともかくも珍味・美味の土佐の味を満喫。
食事を堪能した後は、平成9年に初湧出し平成12年に開業したという
大浴場へ。こちらは広いのはもちろんだが、温泉の温度が熱めとぬるめの
2種類あるのがとても良い感じ。
そして浴場までの通路には、NHK大河ドラマの主人公「山内一豊夫妻」の
歴史について紹介したギャラリーがあり、これもとても楽しめるもの。
そして一休みしてから、夜の高知城へと散歩に出かける。
歩くこと15分ほどで到着ということで、ライトアップされた高知城
を見て楽しみつつ、高知の街の夜景も堪能。
夜のため入場はできないものの、それは明日の楽しみにとっておくこととする。
こうして高知の夜は暮れてゆき、高知旅行の第1日目は無事終了。
★12月5日(土)★
【5】桂浜
起床後、朝風呂のひととき。温泉宿の贅沢はここに尽きる・・・。そして
バイキングの朝食の後、8時に三翠園を出発!
最初に訪れたのは、車で30分ほどのところにある桂浜。こちらは、
なんといっても高知が生んだ幕末の英雄坂本龍馬でおなじみの場所。
ひととおり散策し、これがあの有名な桂浜か・・・坂本龍馬はここで
どんな志を抱いたのだろう・・・と想いを馳せるひとときとなる。
そしてこれも有名な坂本龍馬の像。こちらも団体客向けに記念写真が
撮れる台が設置されている状態。
【6】高知城
桂浜取材の後は、いったん高知中心街に戻り、9時30分より高知城の取材開始。
駐車場に車を停め、山内一豊の武者姿の銅像を見つつ高知城へ入場!
昨夜は入れなかった城内を楽しみつつ、天守閣へ。
天守からの360度のパノラマの高知の町並みの眺めはまた格別のものあり・・・。
こうして40分ほどの高知城の取材は無事終了となる。
【7】四万十川の沈下橋
高知城を10時すぎに出発し、一路四万十へ。
途中道を間違えて高速道路は伊野ICからの利用となるも、終点の四万十町中央IC
まで走破し、国道56号線を経由して後は国道381号線へと入る。
12時20分、道の駅四万十とうわにてお昼休憩ということで、びっ栗まんじゅうと
鶏串を食べる。
そしていよいよ今回の旅のハイライトである「沈下橋」めぐりスタート!
最初に訪れたのは、道の駅とうわにほど近い「半家沈下橋」。
こちらはいきなり自動車で突入してしまったため、勢いで沈下橋を渡ることに・・・。
しかし転落帽子の欄干がないためかなり怖い・・・。
なんとか渡りきってほっと一息・・・。でもまた渡って帰らないと・・・。ということで
スリル満点の沈下橋初走行となる。
2番目に訪れたのは、「岩間沈下橋」。こちらは四万十のポスターなどでも
よく利用される見栄えがとても良い橋で、通行料も多くちょっと幅広の沈下橋。
ということで、岩間沈下橋の渡り口の近くにある岩間四万十茶屋に車を停めて
徒歩で橋を楽しむことにする。
徒歩で渡ってみると、改めて四万十川の雄大な景色がいやおうもなく感じられて
なんとも良い感じ。
そしていろいろなアングルで写真を撮ることにする。
その後、茶屋に戻って絵ハガキを入手しつつ、お店の人に沈下橋についての
インタビュー。この欄干の無い橋だが、自動車で落ちる人はそうそういない
とのことで、落ちるのは歩行者とのこと・・・。
3番目に訪れたのは、「勝間沈下橋」。昭和40年にできた橋脚が3本ある橋で
釣りバカ日誌のロケ地としても有名。こちらもひととおり歩いてみる。
4番目に訪れたのは、「高瀬沈下橋」。昭和48年にできた橋で対岸のススキが
よい雰囲気を出している橋で、ひととおり歩いてみる。
5番目に訪れたのは、「三里沈下橋」。観光客が少ないという穴場とのことで、
ちょっと狭い感じのする橋だが、一通り歩いてみる。
6番目に訪れたのは、「佐田沈下橋」。青い橋脚が特徴的な四万十川下流で最長
の290メートル。こちらは特に知名度が高いようで、日本人だけでなく外国人
観光客もたくさんいて国際的なスポットになっていると感じるところ。
こうして途中見落として行きそびれた沈下橋もありましたが、6つの沈下橋を
コンプリートすることに成功!
四万十川の自然とそこにかかるいくつもの沈下橋はとても見ごたえあり、
今回の旅のハイライトにふさわしいところ。
【8】足摺岬にて
佐田沈下橋を15時30分に出発し、四国最南端の足摺岬へと向かう。
途中大岐海岸に立ち寄り、足摺岬への到着は16時40分。
もう日没後であり、暗くなるまでのタイムリミットがわずかしかない
ということで、駆け足で足摺岬灯台をぐるりと巡り、さらにちょっと
離れたビューポイントである天狗の鼻へ。
ちょっと忙しかったものの、四国最南端の足摺岬をなんとか取材し、
駐車場へ戻ってきた17時15分には、かなり薄暗い状態で間に合って
よかったというところ。
【9】足摺テルメ
足摺岬を出発し、足摺スカイラインに入り走ること10分ほとで本日の宿
である足摺テルメに到着!
こちらは白を基調とした建屋で南国のリゾートホテルを彷彿とさせる宿。
内装も大変開放的で、洋室にはテラス付きという豪華なもの。
そしてしばらく休んだ後の夕食は、フランス料理のル・マリアージュにて
ル・テロワールのコース料理を頂くことに。
メニューは、
テリーヌドカンパーニュ
清水のパラダイス2015秋
茸のフラン カプチーノ仕立て
鮮魚のマリネ ハーブクリームソース
シャラン鴨のロティ ハチミツとスパイス風味
フランス産マロンのモンブラン パッションフルーツのソース
紅茶
あとオプションでスパークリングワインをグラスにてオーダーし、
さらにおかわり自由のパンが付くということで、量的には充分。
質的にも普段食べれないようなフランス料理らしいソースを主とした
味付けを堪能。
全体的な印象として、素材が何だったかわからないくらい手がかかって
いて苦手なものも苦手でなくなるという利点あり。このあたりは
フランスの食文化はなかなかのものだと感じるところあり。
ゆったりとした夕食の時間を堪能した後は、天然ラドン温泉へ。
こちらはリゾートホテルということでプールもある総合的な温浴施設
の一角に温泉がある感じ。
ということで、高知旅行2日目の夜は無事終了。
★12月6日(日)★
高知旅行最終日の第3日目。
起床後、ラドン温泉にて目を覚まし、すっきりしてから7時よりバイキングの朝食へ。
こちらは楽天トラベルのランキングでも話題の人気朝食とのことで、
まず新鮮な生卵による卵御飯。そして自分でカスタマイズするお茶漬け。
この2つを軸とした充実メニュー。
とにかく面白くておいしいということで人気メニューを堪能。
こうして、食事と温泉、そしてテラス付きの部屋でリゾート気分を味わった足摺テルメ
でまひとときを終え、8時15分に出発となる。
【10】足摺半島
足摺テルメを出発し、いったん岬方面へと降り白山洞門へ。こちらは足摺岬観光の
目玉の1つで、とにかく圧倒されるものあり・・・。洞門まで行くのが少々難儀だが
それはそれということで。
そして再び、足摺スカイラインを北上。次の目的地は足摺半島の山中にある
唐人石巨石群へ。
遊歩道をぐるりと一周するも、これほどの巨石がどうしてこの狭い範囲にまとまって
存在するのか?! 自然のものにはしては形などが不自然すぎることから、
超古代文明の痕跡か?!という気もしますが、これはある種古代史ロマンかも
というところ。
その後、足摺岬から抜け出し、足摺サニーロードを走り、足摺半島では最も有名な竜串へ。
ここで侵食された岩の芸術をしばし堪能。このあたり、宮崎で見た鬼の洗濯板を
想い出すところ。
こうして足摺での取材を終える。
【11】龍河洞
竜串を10時すぎに出発し、国道56号線経由、高知自動車道四万十中央IC〜
南国ICまでの100キロ越えの道のりをいっきに走破。こちらはまさに高知大返し
といった感じ。
走ること3時間半、途中ローソンにて街カフェとショコラまんの昼食休憩取り
いろいろな景色を楽しみつつ13時30分に無事龍河洞に到着。
思えば今年は、4月の山口県の秋芳洞・大正洞・景清洞、5月の岐阜県の大滝鍾乳洞
と鍾乳洞に入る機会が多く、まさに鍾乳洞三昧の1年という感がある中で、締めとなる
のが龍河洞!
入洞後、団体客が前にいたため混み合った中での取材となるも、鍾乳洞の神秘を
大いに堪能。中でも世界で唯一の貴重な出土品である「神の壺」には思わず感動。
こちらは2000余年前に先住民族が、生活に使用し置き忘れたと思われる長頸
壺形土器が石灰華で覆われたというもの。
こうして龍河洞での約1時間の取材を無事終える。
【12】アンパンマンミュージアム
龍河洞を14時30分に出発し、走ること20分ほどで高知旅行最後の目的地である
アンパンマンミュージアムに到着!
アンパンマンの生みの親であるやなせたかし氏は残念ながら2013年に亡くなって
しまったが、アンパンマンはこうやって脈々と生き続けている・・ということで、
故人の偉大な業績を確認する意味もあっての来訪となる。
アンパンマンミュージアムは、それぞれ地下1階地上4階の建屋でエントランスは
大きな吹き抜けがある開放的な作り。特に4Fのやなせたかしギャラリーには
アニメ作品とはちょっと違った(シリアスな?)視点で書かれたアンパンマン
の世界が広がっており、見所満載というところ。
続いて隣接する詩とメルヘン絵本館へ。ことらではスポコン展(2015.11.11〜2016.1.11)
開催中ということで、「あしたのジョー」「エースをねらえ」「アタックNo.1」
「巨人の星」の世界を振り返り大変懐かしい感じがあり。
こうしてアンパンマンミュージアムでの40分ほどの取材を終える。
【13】高知龍馬空港へ
アンパンマンミュージアムを15時30分に出発し、走ること約40分。
途中、少し時間があったので南国市の工業団地を見学。
そして、17時前にオリックスレンタカー高知空港店へ車を返却。
その高知龍馬空港にて、ちょっと早い夕食。高知の想い出として土佐三昧セット
を頂く。
こちらのお品書きは、
鰹のたたき
どろめ(カタクチイワシの稚魚))
酒盗
鯨すじ煮
土佐天の青さ揚げ
焼きさば寿司
ここに生ビールがついて1,980円なり。
その後、おみやげを物色。いつもそうだが、旅の終わりはちょっと寂しいもの
あり。
土佐ぶんたんランドグシャーや四万十焼栗、ミレービスケットなどをゲット!
そして定刻より遅れたものの18時35分発のANA568便にて東京羽田へと向かう。
帰りの機材もB767−300。帰りはモノレールより80円安い京急線にて
品川経由山手線で東京駅へ。
無事東京駅に着き、21:28発のあさま629号に乗り込む。こちらはE7系えきネット得ダネ35。
こうして23時半前に帰宅し、旅の終焉を迎える。
【14】まとめ
今回の高知旅行は日程的に2泊3日ながら、1日目は午前便で
午後一からフル活用でき、2日目はまる1日。3日目は夕方17時近く
までとけっこう長い時間高知にいられた印象がありました。
また室戸岬と足摺岬の2つの岬と、高知、四万十川沈下橋巡りと主要な
見所、そして龍河洞・アンパンマンミュージアムまで取材することができました。
欲を言えば、高知の西の果てである宿毛まで足を延ばしたかった・・・というものがありますが、
それは次回の楽しみに取っておくことにしたいと思います。
*** 高知旅行記2015 完 ***