香川の旅2014夏
☆☆☆☆☆ 香川旅行記2014 ☆☆☆☆☆ 2014.8.23〜24
【序章】
一昨年の愛媛に続いての四国入りとなりましたが、今回は香川初来訪
ということもあり、まずは「うどん」「寺院」の2つをコンセプトに
「こんぴらさん」「観音寺」「丸亀」「屋島」の観光・取材を行いました。
★8月23日(土)★
【1】うどん県へ
今回は、前日22日に19:45発のE7系新幹線にて上京し、の京急線
京急蒲田駅の近くにあるカプセルイン蒲田にて前泊し、翌朝5時起床。
早朝に羽田空港入り、チェックイン。まだ夏休み客と見られる保安検査場
渋滞も楽しみつつ久々のバスラウンジへ。
バスラウンジのフードショップでこれから2日間うどん三昧になる景気付けに
620円のきつねうどんを食べて朝食とする。
食べ終わるとすぐに搭乗口505番よりリムジンバスにて航空機へと
移動し搭乗。
定刻通りの7:25発のANA531便にて高松へと向かう。
機材はANA運行のボーイング787−8型機で、話題の最新鋭機
で乗り心地も上々。ソフトドリンクのサービスでコーヒーの香りを
楽しみつつ1時間15分の空の旅を満喫。
そうこうしているに無事高松空港へ到着。
【2】高松空港からこんぴらさんへ
8時40分。航空機は無事に高松空港に到着し、取り付け口より
そのまま空港建屋へ入る。
8月も後半ということで、少し暑さを感じるくらいの空気に
四国だなと思いつつも、建屋内を階段で下ってゆき外へと出る。
そして、ニッポンレンタカーカウンター一番乗り!待つこと10分
ほどで送迎車に乗り、少し離れたレンタカー事務所へ。
ここでフィットを借りていざ出発!
まずは国道377号を走ってこんぴらさんへ向かう。
走ること1時間ほどで無事に琴平町に到着!こんぴらさんのある
山あいへと進み、おみやげ物屋のつるやの駐車場へ車を停車する。
【3】こんぴらさん
駐車場から徒歩で参道に移動し、10時00分、最初の目的地である
「こんぴらさん」に到着。
こんぴらさんは、正式名称は金刀比羅宮で、香川県仲多度郡琴平町の
象頭山中腹に鎮座する神社。こんぴらさんと呼ばれて親しまれており、
金毘羅宮、まれに琴平宮とも書かれる。明治維新の神仏分離・廃仏毀釈が
実施される以前は真言宗の象頭山松尾寺金光院であり、神仏習合で
象頭山金毘羅大権現と呼ばれた。現在は神社本庁包括に属する別表神社、
宗教法人金刀比羅本教の総本部。全国の金刀比羅神社・琴平神社・
金比羅神社の総本宮でもある。
さすがに総本山だけあって参拝者も多し。
表参道は両側にお土産屋・うどん屋があってとても賑やか。参道を
抜けると大門へと続く本格的な石段を見ることができる。
365段の大門、400段の宝物館、431段の高橋由一館と登り
477段の表書院を見学することにする。
表書院は拝観料800円とちょっと高いが、見事な障壁画を見るため
奮発。石段登りのちょうどいいクールダウンにもなっていい感じ。
その後、さらに上を目指し500段のカフェ&レストランの神椿を通過し
628段の旭社へ到着!完成に40年費やしたという見事な社殿を見ながら
休憩所で一休み。
そして最後の難所と言われる「御前四段坂」を上りきった785段が
御本宮。
海抜251メートルということで、北東側の展望台からは讃岐富士など
が一望できるパノラマ展望を楽しめる。
その後、奥社へ。参道は森の中を進むイメージに変わり951段目で
白峰神社に到着!
ここからはだいぶきつくなってくるがもうひと踏ん張り・・・。
1368段登りきってついに奥社と呼ばれる厳魂神社に到着。
海抜421メートルからの眺めは格別なものがあり。
しばらく奥社で休憩した後は、いっきに下山。
途中、御本宮の境内を移動しながら散策し堀江謙一氏のソーラーヨット
などを見学。
(御本宮は上りと下りの道が別々になっている)
そして麓に戻り、プロペラやアフリカ象などの奉納品を見つつ大門より
参道へ。
お昼時ということもあり、天皇陛下が宿泊したという虎屋にて
さぬきうどんを食べることにする。こちらは750円と観光地価格なれど、
味はなかなか。さすが本場のさぬきうどんなり!というところ。
その後、車を停めた旅館・お土産物屋のつるやにて日の出製麺の
さぬきうどんを3つ買って1575円!
1500円以上お土産を買うと駐車料金免除というノルマをクリアし
車を出庫する。
その後、曲がるところを間違えたためJR琴平駅でUターンして
こんぴらさんを後にする。
【4】雲辺寺
こんぴらさんを後にして国道377号を走ること約30分。香川の旅の
2番目の目的地は雲辺寺。
雲辺寺(うんぺんじ)は、徳島県三好市池田町白地ノロウチの雲辺寺山山頂に
位置する真言宗御室派の寺院である。巨鼈山(きょごうざん)、千手院
(せんじゅいん)と号する。本尊は千手観世音菩薩。四国八十八箇所の
第六十六番札所、阿波秘境祖谷渓・大歩危七福神霊場めぐりの毘沙門天。
八十八箇所中で最も標高が高い札所である。
香川県側から雲辺寺へアクセスするには、雲辺寺ロープウェイを使うが、
この雲辺寺ロープウェイは、全長約2,600m、山麓駅から山頂駅の高低差
約660mを毎秒10mというスピードで山頂に到着する日本最大級の規模を誇る
すごい設備で、定員101名のスイス製のゴンドラの窓越しからは三豊平野、
瀬戸内海をはじめ中国地方、そして本州と四国を結ぶ瀬戸大橋の偉容も
一望できるという大パノラマが楽しめ、約7分間の空中遊泳はスリルと
スピードが体験できるというもの。
なお、運行は00分、20分、40分と1時間あたり3回ということで
13時40分の便に乗るためチケットを購入。往復で\2,060と少し高いが
この設備の運行コストから考えると妥当なのかもというところ。
ゴンドラに乗り込み出発すると、ガイドさんの肉声による案内があり、
この時代にコストをかけてしっかりやっているのだなと感心。
そんなこんなで7分はあっという間に過ぎ、山頂駅に到着!
22度という涼しさの中、雲辺寺へとつながる道を降りてゆく感じ。
雲辺寺の位置は香川県と徳島県の県境にあり、寺院は徳島県側の南斜面に
あるというイメージだが、このあたり徳島県側からだと車でもアクセス
できるよう。
そして本堂・大師堂を参拝。
さらに「おたのみなす」「マニ車」といったオリジナリティのある設置物
も見つつ約40分の取材となる。
その後、14時20分の便で下界へ。
降りはじめてから霧が晴れそうだったのがちょっと残念・・・。
ということで雲辺寺の取材は終わり!
【3】観音寺・琴弾公園
雲辺寺を後にし、走ること30分ほどで香川の旅の3番目の目的地
である琴弾公園に到着。
まずは有名な銭形砂絵を鑑賞するため銭形展望台へ。
松の木の間から感動的な砂絵が見えて感嘆ともいうべきところ。
さらに下山して海岸沿いに行き砂絵を横から見てみるが、やはり銭形砂絵は
上から見てこそのものだなというところ。
その後、近くの世界のコイン館へ。ここで貨幣のルーツや珍しい古銭の
数々を鑑賞する。
【4】浦島太郎の里、荘内半島へ
琴弾公園を後にして、走ること40分ほど、16時20分に香川の旅の
第4の目的地である荘内半島の紫雲出山に到着。
ここは、浦島太郎伝説の地ということで、紫雲出山の地名も玉手箱から出た
煙に由来するのだそう。
展望台の駐車場に車を停め、すぐの展望台でまず景観を楽しみ、さらに
標高352メートルの紫雲出山山頂へ。
山頂付近にある縄文人の館などを見つつ展望台からの眺めを満喫。
その後、17時すぎに出発し、荘内半島をぐるりと半周ドライブ!
再び観音寺市・琴弾公園周辺へと戻る。
【5】琴弾廻廊
琴弾公園の突端に「琴弾廻廊」という日帰り温泉施設があり、そこで
第一日目の旅の疲れを癒すために入館。
こちらは海水を使った温泉などのめずらしいものがあり、大いに楽しめる
感があり。
【6】観音寺の夜
琴弾廻廊を後にし、本日の宿となる観音寺駅前の「サニーイン」へと
向かう。
19時のチェックインということで、いったん荷物を置いてから夕食を
食べに出かけることとする。
夕食のメニューは「観音寺うどんの七宝亭にて、七宝ぶっかけ大 860円」
地元の人も訪れるこだわりのうどん店で、海老天、ちくわ天、和牛スライス
シソ天と価格の割に豪華そのもの。
お味の方もじつに美味で、うどんてこんなにおいしいものだったのか!
という感じを受ける。
うどん県のおいしいうどんを満喫した後は、先ほど見た銭形砂絵の
ライトアップを見ようと再び銭形展望台へ。
しかし残念なことに、今夜のライトアップは無い模様・・・。
ということで宿に戻り香川を見・浴・食で堪能して香川旅行第一目は無事終了。
★8月24日(日)★
【7】善通寺
香川旅行2日目。
午前7時から朝食ができるサニーインだが、日曜日の朝はバイキングという
ことで、オススメのナポリタンとチラシ寿司をメインにスクランブルエッグ
などを頂いてしっかり栄養補給!
午前8時すぎに出発となる。
まずは高松道のさぬき豊川IC〜善通寺ICを使い、走りること40分
ほどで善通寺に到着。
善通寺は、香川県善通寺市にある寺院。真言宗善通寺派総本山。屏風浦五岳山
誕生院と号する。本尊は薬師如来。四国八十八箇所霊場の第七十五番、真言宗
十八本山一番札所。和歌山県の高野山、京都府の東寺と共に弘法大師三大霊場に
数えられる。平安時代初頭の807年に真言宗開祖空海の父である佐伯善通を開基
として創建された。伽藍は創建地である東院と、空海生誕地とされる西院
(御誕生院)に分かれている由緒ある大寺院。
ということで、境内をくまなく散策。こちらは特に五重塔が目を引くところ。
【8】丸亀城
善通寺を後にして瀬戸内海方面に走ること約30分、午後9時30分すぎに
丸亀城に到着。
丸亀城は讃岐国、香川県丸亀市にあった城で別名、亀山城、蓬莱城ともいう。
丸亀市街地の南部に位置する亀山(標高66メートル)を利用し、縄張りはほぼ
四角形で亀山の廻りを堀(内堀)で囲む、輪郭式の平山城である。石垣は、
緩やかであるが荒々しい野面積みと端整な算木積みの土台から、頂は垂直に
なるよう独特の反りを持たせる「扇の勾配」となっている。山麓から山頂まで
4重に重ねられ、総高60メートルの石垣は日本一高く、三の丸石垣だけで
一番高い部分は22メートルある。頂部の本丸には江戸時代に建てられた御三階櫓が
現存する。この建物は唐破風や千鳥破風を施して漆喰が塗られ高さは15メートルあり、
現存三重天守の中で最も小規模である。
丸亀城の見所は「石垣」ということで、まずは見返り坂でその威容をよくよく
観察。そして天守閣まで足を伸ばして丸亀の街を眺め渡す。
50分ほどの見学の後、10時20分頃丸亀城を後にする。
【9】屋島
丸亀城を後にし、再び高松道に乗るため坂出ICから入り、高松中央ICまで
走る。
そして高松市街地を走り、香川旅行最後の訪問地となる「屋島」へ。
630円払って屋島ドライブウェイを走り、11時30分に無事屋島に到着!
屋島といえば源平合戦の激戦地の1つということで、合戦の屏風なども飾られて
いて雰囲気が良い感じ。
そして少し奥に進むと屋島寺があり参拝することに。
屋島寺は、香川県高松市屋島東町にある真言宗御室派の寺院。四国八十八箇所霊場の
第八十四番札所。
足早に境内を散策し、12時すぎに屋島を後にする。
【10】高松空港〜帰路
屋島を出て、国道11号線を走り高松市街地の中心部を抜け高台にある高松空港へと
向かう。
高松空港は、高松市の中心部から南へ約15kmの香南台地に、1989年12月に開港。
標高185mの高台にあるため、霧が発生しやすく、霧による視界不良を原因とした
到着便の出発地への引き返しや降着地の変更、およびそれに伴う折り返し便の
欠航が年に数回起きる。
香川旅行最後の昼食は、高松空港近くのセルフのさぬきうどん店である
空海坊でかけ大。トッピングでちくわ天、きつね揚げ、わかめとトータル570円。
ボリュームもあり、さぬきうどんらしい味わいがじつに美味。
そして昼食後外に出ると、急に豪雨・・・。なんとか車に乗り、ニッポンレンタカー
高松空港店へ。車を返却して送迎車にて高松空港へ。
しかしこの豪雨の影響で、帰る便が遅れるということに・・・。
この時間を利用してANAFESTAにておみやげ購入!くつわ堂の瓦せんべいを
3袋購入。お土産というというと箱がどうしてもかさばるので、袋入れのものは
じつにありがたいところ。
雨が小降りとなり出発の目処がついたということで、定刻14:10のANA536便は25分遅れ
て14:35発になったものの、無事出発となる。
こうして約1日半過ごしたうどん県を離れて東京へと向かう。
帰りの機材もB787−8。快適な空の旅ということであっという間の1時間
ちょっとが過ぎ15時50分。無事到着し、その後は東京モノレールを経由して
東京駅へ。その後新幹線を乗り継いで帰宅し、旅の終焉を迎える。
【11】まとめ
今回の香川旅行は日程的に1泊2日ながら、東京にて前泊の早朝便となったため
1日目はほぼフル。2日目も半日ちょっとと地理的に見所がかたまっている香川
だからこそ回れたかなという点が大変良かったと思います。
折からの天候が悪い状態も、土日は雨に会うこともなく過ごせたのがとても
恵まれた感がありました。
*** 香川旅行記 完 ***