北海道雪まつり2006 ニセコスキー2006・第57回さっぽろ雪まつり
☆☆☆☆☆ 北海道雪まつり2006 ☆☆☆☆★ 2006.2.8〜12
*** 北海道スキー編 ***
【序章】
昨年に続いての冬の北海道ですが、北海道に訪れること8回目に
してついに最大のイベントである「札幌雪まつり」を見学する
ことにしました。しかしこの時期は約200万人が札幌雪まつり
へと訪れることもあり、航空券を手に入れるのがなかなか
大変で、どうにか取れた航空券にあわせて旅行計画を立てたので
4泊5日という大型の旅となりました。
【1】羽田前泊
★2月8日(水)★
北海道へ便が2月9日の朝一番(6:30)のため今回は羽田
にて前泊…。そのためいつもと違うルートで羽田入りとなる。
事前にえきから時刻表(http://www.ekikara.jp/)にて
ルートを調べたところいままでほとんど乗ったことのない路線
が出てきて少し戸惑う。
それでもその通りに行くことにして、まずは東京駅から
地下ホームに降りて横須賀線に乗り換え品川駅まで移動。
これはほとんどトンネル路線で、普段山の手付近の移動は
地上を走る山手線・京浜東北線などを使うのでなんだか
違和感を感じる。そして品川駅に到着!
品川駅は20年ぶりくらいの来訪で懐かしい感じ。
そして品川駅から京浜急行電鉄※に乗る。
※京浜急行電鉄→http://www.keikyu.co.jp/
横浜・三浦半島を中心に路線を持つ私鉄で、本線、空港線、
久里浜線、大師線、逗子線がある。ちなみに今回乗る
空港線は1998年11月開業の比較的新しい路線である。
なお、JRから京浜急行への乗り継ぎは変則的なシステムに
なっているので注意が必要。どうやるかと言うと、まず品川駅
まで乗ってきたJR券を京浜急行の券売機に入れ、京浜急行
の最終目的地を押すと金額が出る。その金額を入れると
目的地までの切符が出るというもの。
と上記の説明通りにやってみたのだが…「窓口で手続きして
下さい。」とのつれないメッセージ。
やはり新幹線・乗車券がセットになった複合切符では
機械では受付できないということか…、と思いつつ窓口
にて230円払って目的地の穴守稲荷駅までの切符をゲット!
改札をくぐりホームに入っていた三崎口行き快速特急を見送って
次に入ってきた21時41分発の急行羽田空港行きに乗り出発。
この電車は京急蒲田駅までは小さい駅を通過する急行運転で
そこからは各駅停車。京急蒲田駅を出ると線路がY字型に分岐
しており左方向が空港線で右方向が本線。電車が舵を左に切ると
あっという間に本線が見えなくなる。
そしてこれまた町中を行く鉄道だけあって踏み切りが多い!
いわゆる開かずの踏み切りなのかぁと想像しつつも11分ほど
で穴守稲荷駅に到着。
駅から出て踏み切りを渡り地図を頼りに宿へと向う。
どうも寂しい感じだが、羽田小学校などを目印に
無事宿に到着!
本日の宿は「エアポートイン」で、空港前後泊を売りにしている
ホテルで料金も立地のわりに格安というところ。
ホームページ → http://www.airport-inn.co.jp/
まずチェックイン時に明日の空港への送迎時間を決定!
利用航空会社を聞かれて送迎先と時間を決めるシステムだが
自分はJAL便6時30分発なので、第1ターミナルの
5時30分発の送迎に乗ることになる。
そして宿代は前払い。これはもしも明日寝坊などして
慌てても大丈夫なようにか?!(笑)
部屋に入ると、落ち着いてゆっくり休める感じ。ちょうど
自分の部屋はすみっこだったので隣の部屋の音もあまり聞こえず
ゆっくりと休める体制になり明日に備えて就寝!
【2】北海道へ
★2月9日(木)★
早朝4時50分に起床!身支度を整えて5時15分に
部屋を出てフロントに行くと「出発時間になったら
お呼びしますので朝食をどうぞ。と言われしばし休憩。
朝食はバスケットの中にいろいろな菓子パンが置いてあり
コーヒーとゆで卵もある。このあたりはうれしい
サービスと言える。
という訳で遠慮なくクロワッサンとゆで卵、コーヒーを
いただくことにする。
5時30分に専用の送迎車にて空港へ出発!
早朝なので車も少なく約8分ほどで到着。
第1ターミナルは無論のことだが、ちゃんと行き先別で
近い方に車をつけてくれるのでうれしいところ。
ターミナルビルに入り、早速チェックイン。早朝のため
ほとんどの店が閉まっておりやることもないので、
そのまま保安検査を受け搭乗口へと向う。
ここで待つこと十数分で搭乗開始。
千歳空港行きのJAL1001便は、機材変更で
B747−100BからB747−400になっており
微妙に座席数が違うため事前に取っておいた席が若干
移動したらしい…。
それはともかく朝早かったので離陸までの間にうとうと…。
ここのところなぜか離陸直前に眠くなるのだがなぜだろうか。
そして約1時間10分ほどで無事新千歳空港に到着!
滑走路脇にはに思ったより雪があって「やはり北海道だな。」
と感じる。
航空機から外に出ると誰ともなく「やっぱり寒い…。」
の言葉。
ターミナルビルの暖房も控えめのようで防寒着でちょうど
よい感じ。
早速北海道中央バスのカウンターに行き、ニセコ行きの
スキーバスパック券を買う。
これは昨年に引き続き利用となるが、4900円で往復のバスと
ニセコ全山共通リフト1日券がセットになっていて
大変お得なチケットで使わない手はないだろう。
そしてバスの出発時刻まで売店へ。カイロとおにぎりを買い
これからの旅に備える。
そして8時45分のバスにてニセコへと出発!
【写真HU01:スキーバスより新千歳空港】
【3】贅沢な時間
途中一億円のトイレで有名な道の駅フォレスト276大滝に
立ち寄り、自動演奏のピアノを見る。これはまったくもって
見事。
そして一路ニセコへ。
しかし走るごとに天候が悪化し、バスも遅れ気味…。
ひっきりなしにやりとりされるバス無線でも状況はかんばしく
ないことがよくわかる。
それでも11時30分にはグランひらふスキー場※に到着!
「あれれ?!」と名物の電話ボックスがなくなっている…。
やはり時代の流れかと少し寂しい気持ちになる。
※グランひらふスキー場
昨年まで「ニセコひらふスキー場」と呼ばれていたが、
今年から「ニセコグランドひらふスキー場、略して
グランひらふ」となる。ニセコ三山の中では最も規模が
大きく玄関口的役割を担っている。
そして11時50分。目的地のニセコアンヌプリスキー場に
到着!
そしてバスを降りると…「前が見えない!」ということで
吹雪!それでも手探り状態で歩くこと5分ほどでどうにか
ペンションコットンファームに到着!
ホームページ → http://www.cotton-farm.com/
1年って早いなぁと思いつつ少したてつけの悪い玄関の
ドアを開けて中に入り「1年ぶりにお世話になります。」
と挨拶し何も変らない様子に実家に帰ってきたような
安心感を覚える。
そして「今日はこの天気なのでゴンドラも止まっていて
条件が良くないです。こういう天気の時は無理して外へ
出ないで充電した方が良いですよ。昼間吹雪いている時
夜は案外いい天気になりますしね。」とアドバイスを
もらったので、まずは部屋に行きしばし横になる。
部屋は奇しくも昨年と同じ8号室。これは偶然か必然か?!
ちなみに昨年の写真と比べるとテレビの向きが違う?!
【写真HU02:コットンファーム8号室】
これは昨年の写真↓
http://www3.ueda.ne.jp/~travel2000/HOS-2005.htm
そんなこんなでお昼から夕飯までの時間を贅沢に過ごす
ことにする。部屋にいてもすぐに飽きてしまうので
ラウンジにおりてゆくと「こんな本いかがですか?」と
ニセコの本を薦められ読むことにする。
ニセコは冬しか来たことがないので、別の季節もまた
良いものだなぁと感じる。
そんなこんなで、ゆっくりとした時間を過ごしながら
新たな出会いもあり。自分と同じ本日の宿泊者で
北海道在住の60代の2人組。定年後あちこち旅行
しているらしいが、昨年コットンファームに泊まって
気に入ったので今年も来ているとのこと。
どうやら数十年来の友人同志らしく将棋をしたり
ギターを弾いたりと時間の過ごし方に余念がない感じ。
二人曰く、「スキーはできてもできなくても、1年に
一度ここに来てゆっくり過ごせたら良いと思っている
のですよ。」とのこと。
学生の時はいざ知らず社会に出るととかく時間が流れる
のが早く感じられるものだが、その中でこういうひととき
を取ることができれば「今年も無事過ごせたな。」と
感じることができるのかも…。
そしてゆっくりと時間は流れ18時。
お楽しみのディナータイム!
料理が自慢の宿だけに料理名を披露しながら1品づつ
運ばれる料理をいただくと幸せのひととき。
前菜→スープ→魚料理→肉料理→デザートとまさに
フルコース。前述の60代の二人ではないけれど
「今年もまた食べれたかぁ♪」としみじみ感じる。
【4】ナイタースキー
ディナー食後、ついにゲレンデへ!
オーナーさんの予言通り吹雪はおさまりナイタースキー
にうってつけの環境となっておりはやる気持ちを抑えつつ
出陣となる。
さっそくリフトに乗り滑りはじめると「シルキースノー」
を体で感じとれる。
アンヌプリのナイターゲレンデはグランひらふより規模は
小さいもののその分空いており自由なシュプールが可能
という感じ。
空き具合は「貸切」といった感じでリフトを動かして
もらっているのが申し訳ないくらい。
【写真HU03:ニセコアンヌプリナイターコース】
19時すぎから滑り始めてナイター終了の21時まで
めいっぱい滑ったが、これはいままでスキーをやって
きた中でも5本の指に入る印象的なひとときとなる。
ナイター終了後、宿に戻りかたづけをしてから入浴して
冷えた体をあたためると心地よい疲れを感じつつ
充足感で満たされる。
そしてそのせいか久しぶりに深い眠りを得ることが
でき朝4時50分からスタートした長い1日が
無事終了となる。
【5】ニセコ三山巡り
★2月10日(金)★
目が覚めて気になるのはやはり天候…。カーテンを
開けると雪(T_T)。
落胆したのもつかのま8時からの朝食時にオーナー
さんより「今日はゴンドラも動いているし条件は
バッチリですよ!」とのこと。どうやらニセコでは
この程度の雪はないものと同じらしい…。
朝食後、チェックアウトをすませて荷物を預けて
いざゲレンデへ。
残念ながら山頂のリフトが止まっているため
ニセコアンヌプリからニセコ東山・グランひらふへの
移動は麓を走るシャトルバスとなるが、それはそれ
遭難の危険があるからこそ山頂は閉鎖されている
のだろう。
とはいえ、せっかくはるばるニセコまで来たのだから
ニセコ三山巡りをしない手はない!
ニセコアンヌプリスキー場のページ
↓
http://www.niseko.ne.jp/annupuri/
まずゴンドラに乗りニセコアンヌプリを2〜3回滑って
から10時50分発のシャトルバスでグランひらふに移動!
スキーブーツをはいたままバスに乗れるのはとても
楽たがちょっと滑る(T_T) これは藁などを下に
ひいてもらった方がいいかも!と感じる。
そして30分ほどバスにゆられてグランひらふに到着!
ニセコグランひらふスキー場のページ
↓
http://www.grand-hirafu.jp/
天候は雪がふったりやんだり。ひとまずゴンドラに乗って
中腹まで移動。そして山頂手前まで行ける
キング第3トリプルリフトを目指そうと思ったら
昨年までなかった案内が!!
「あれ?!こっちから行けたっけ…と思いつつ進んでゆくと
新しいリフトを発見。これは昨年の12月に新設された
ばかりの「ノーネームペアリフト」で名前を募集中とのこと
でちょっと得した気分。
従来はゴンドラから第3トリプルを目指すと登り坂があって
しんどかったが、ノーネームペアリフトを使うと登らない
で済むので助かるかも。
このあたりはニセコスキーヤーの長年の要望がかなった
というところなのか?!
そして第3トリプルで2回ほどループして、ふと見ると
山頂へ行くエース第4リフト(朱色の支柱が目印)が
動いている!ということで近くまで行ってみると、
動いているが乗れず…。どうやら天候が悪化してきたので
運休しようとしているらしい。
という訳で、クロスカントリーで東山への連絡通路を
滑って今度はニセコ東山スキー場へと移動する。
ニセコ東山スキー場のページ
↓
http://www.princehotels.co.jp/ski/niseko/index.html
ニセコ東山は昨年来られなかったので2年ぶりとなるが、
なかなかすべり応えのあるコースでどちらかというと林間的
なイメージ。
今年は2つあるゴンドラのうち東山ゴンドラが運休という
ことで世界的なスキーリゾートのニセコにもスキー人口減少の
あおりがきているのだなと感じやや寂しい気持ちになる。
そしてここで来ると隣のアンヌプリスキー場のリフトや
ゴンドラがけっこう近くに見えるのだが、山頂リフトが
止まっているので移動は不可能…。このあたり天候が
悪くてもシャトルバス以外に連絡リフトのようなものが
あればよいのになと感じる。
結局東山にてプリンスゴンドラに2回乗り、後はシャトル
バスでアンヌプリへと帰り、アンヌプリにて今回のスキー
での最後のゴンドラに乗り、ゆっくりと滑り降りる。
【写真HU04:アンヌプリゴンドラより山麓】
こうして今年のニセコスキーは終了!
山頂へは行けなかったが、シャトルバスをフル活用し、
短時間で三山を滑ったのだからかなり充実した内容と
言えるだろう。
そして仕上げとしてスキー場食堂にて「生ラムジンギスカン丼」
を食べる。750円というリーズナブルな価格なのに
ボリュームたっぷりでしかもおいしいと来れば食べずには
いられないだろう。
そして宿に戻り、荷物をまとめ16時のスキーバスに
乗り込む。
行きのバスもそうだったが、改めて見ると乗客に外国人が
多いことがわかる。欧米系はもちろんのこと中国系など
いろいろな言葉が囁かれまさに多国籍ツアーと言えそうな
雰囲気にちょっとした海外旅行気分となる。
このあたり日本人はパックツアーを利用するので、
こういったバス単体のスキーバスを使うのは北海道在住
者か外国人が多くなるものと推測される。
途中、停留所としてニセコ東山プリンスホテル新館、
グランひらふ第1駐車場に寄ってあとはひたすら
札幌へ向けて移動。途中日も暮れ眠くなったところで
休憩の中山峠に到着。
ここでも多国籍の花が咲き、それぞれの国の文化の
方式で休憩をとる。
【写真HU05:中山峠】
*** 雪まつり編1 ***
【1】札幌の街へ
★2月10日(金)★
ニセコよりのスキーバスは札幌市内に入り、地下鉄真駒内駅・
プリンスホテルなどを介して20時少し前に札幌駅バスターミナル
に到着!
そして札幌市営地下鉄※の南北線に乗り本日の宿へと向う。
※札幌市営地下鉄
昭和46年12月、全国4番目の地下鉄として開業。
当初は北24条から真駒内までの南北線12.1kmでスタートし、その後
昭和51年に東西線、53年に南北線延長部、57年に東西線延長部、
63年に東豊線、平成6年に東豊線延長部、さらに11年2月に
東西線延長部(琴似〜宮の沢間2.8km)が開業。また世界で
始めて本格的なゴムタイヤによる中央案内軌条方式を採用
している特徴がある。
路線図↓
http://www.city.sapporo.jp/st/routemap-timetable/rosenzu.html
いままで札幌に訪れたことは幾度かあるが地下鉄に乗るのは今回が
初めてなのでちょっととまどうが、南北線・東西線・東豊線の3つ
の路線でキーとなる駅が大通のみというわかりやすい路線なので
すぐに慣れそう。
そんな訳で、まずは南北線のさっぽろ駅から宿のある中島公園駅
まで乗ることにする。
乗った感想としてはゴムタイヤのせいかソフトな乗り心地?!
またキビキビとした感じでスピードもなかなかのもの。
中島公園駅で下車して外に出ると、方向オンチ状態…。
ひとまず地図でまわりの建物(アートホテルズ札幌)などとの
位置関係を確認し宿の方向へと向う。
歩くこと5分ほどで本日の宿マークスイン札幌に着きチェックイン。
マークスイン札幌のページ
→http://marks-group.com/hotel/sapporo.html
ここも料金前払いということで、明日も泊まるため2日分払う。
このあたりはビジネスホテル的な要素が強いためか?!
そして、荷物を部屋に置いて早速雪まつり取材へと出発!
まずは腹ごしらえということで元祖ラーメン横丁に立ち寄る。
元祖ラーメン横丁のページ
→ http://www.ganso-yokocho.com/guide.html
ここで一番口元の華龍に入り「みそラーメン」をいただく。
さすがにラーメン店が密集する場所だけあっておいしい!
クセになりそうな味である。
腹ごしらえも終わったところでいよいよ雪まつりへと
出発!
【2】さっぽろ雪まつり その1
ここで札幌雪まつりについて説明しておくことにする。
今年で57回目を迎える札幌雪まつりだが、大通り会場と
さとらんど会場(今年から新設)、すすきの会場の3つの
場所で行われている。
★第57回さっぽろ雪まつりの概要
◎大通会場
雪像 大5・中7・小168
氷像 大2・小11
◎すすきの会場
氷像 100
◎さとらんど会場
雪像 小45
ページ → http://www.snowfes.com/
まずは地理的に近いすすきの会場の氷像を見ながら
大通り会場へ向って歩く。
このあたりは氷の家の中で屋台などをやっていて
にぎやか!またホコ天になっているので横断も
自由。
そしてしばらく歩くとすすきの会場が終わり、そこから
10分ほど札幌駅方面に向って歩くと大通会場に到着!
ここはいわば雪まつりのメイン会場だけあってにぎやか!
早速話題の藍ちゃんの雪像を見て、「おおっ!」と
感動。
【写真HU06:藍ちゃんの雪像】
そして、札幌テレビ塔※の展望台から見る雪まつりの眺めが
素晴らしいという評判なので行って見ることにする。
※札幌テレビ塔のページ
→ http://www.tv-tower.co.jp/
展望台への入り口に着くと案の定行列…。でも30分ほどで
登れるということでライトアップ終了の22時までは
セーフなので迷わず列に並ぶ。
東京タワーと同じようにテレビ塔内部のビル部分の最上階に
上がり、そこから展望台へのエレベーターに乗る。
テレビ塔全体に言えることだが、昭和30年代に完成した
というのでもっと年季が入っていると思ったら内部は
かなり新しい感じでびっくり。どうやらリニューアルを
施したようである。
エレベーターが展望台に着いて展望台に出ると360°の
パノラマ世界が広がりこれまた大感動!
【写真HU07:札幌テレビ塔より雪まつり大通会場】
四面ある展望窓のうち1面だけから雪まつりの会場が見れる
のだが、ここは取り合い(譲り合い)。順番で写真を
撮ったりする。
そして素晴らしい眺めを楽しんだ後、展望台を下りると
けっこう雪が降り始めていて地下街へ避難!
それにしても地下街に下りると雰囲気は東京そのもの!
まさに東京・大阪・名古屋に並ぶ大都市にふさわしい
充実ぶり。
札幌地下街のホームページ
↓
http://www.sapporo-chikagai.gr.jp/top.html
こうして地下に潜ったまま地下鉄に乗り、最短ルートで
宿へと戻ることにする。
こうして北海道2日目は終了! 昼間はスキーを滑りまくって
夜は札幌で雪まつりというまさに充実した長い1日となる。
【3】さっぽろ雪まつり その2
★2月11日(土)★
起床後、宿にて無料で提供される朝食のトーストとコーヒーを
いただき出発!(最近はプランとしては朝食なしだが、無料で
トーストとコーヒーをサービスというパターンが流行って
いるらしい…)
雪まつりすすきの会場(昼間はホコ天になっていない)を通り、
大通り会場へ。
【写真HU08:すすきの会場の氷像】
そして大通り会場を4丁目から12丁目までをひととおり見学。
(じつはここは一方通行になっているのだが、朝の空いている時間
のため気が付かず逆行してしまう…。焦)
大きなものから小さなものまで素晴らしい雪像に夢中で写真を
撮りまくる。
【写真HU09:雪像 3D非常口】
また早朝ならではの雪像掃除の場面も見ることができちょっと得
した気分。
【写真HU10:雪像の掃除】
大通り会場をひととおり見終わると次は「さとらんど会場」へと
移動することにする。
「さとらんど会場」は今年から新たに新設される会場で未知数
なことが多いと言われているが、見ないことには始まらない
ので、まずは地下鉄南北線に乗り、北の終点である麻生駅へと
向う。
地下鉄を降りると係員に読売新聞の雪まつり号外を渡されて
シャトルバスに乗りこむ。
そして走ること30分ほどで「さとらんど会場」に着く…はずが
なんと大渋滞!原因はマイカーでさとらんど会場へ訪れる人たちが
集中して会場の駐車場がパンクし道を塞いでしまったことのよう。
それでも会場近辺まで行かないと話にならないのでがまんすること
1時間半ほどでようやく近くまで来る。運転手さんの話だとここから
さらに1時間かかるということなので、運転手さんの勧めもあり
乗客全員途中下車で歩いて会場へ向う。
そして歩くこと15分ほどで会場に到着!
なるほどすごい人だ…。 で見ものは?! というと迷路や屋台が
たくさんあるがこれも180分待ちとかの愛地球博なみの混雑で
並ぶ気力すらおきずに会場をすーっと歩いて雰囲気を楽しんで
帰りのシャトルバスに乗ることにする。
【写真HU11:さとらんと会場】
ところが渋滞のせいでシャトルバスが来ない…。係員からは
「バスはそこまで来ているのですが、渋滞で入ってこれません。
今警察が交通規制入りますので〜!申し訳ありません!」
とのこと…。(上空で警察のヘリが巡回している)
ふうっ! と思いつつ、今度は地下鉄東豊線新道東駅行きのバス停
に並び待つこと15分ほどでバスが来て乗車!
そして会場を出ると大渋滞で立ち往生しているシャトルバスが
来るわ来るわ…。続けて2台3台といったふうにもうダイヤは
滅茶苦茶と言えそう。
そして帰りは比較的スムーズに約30分ほどで新道東駅に到着!
そしてそこで見たものは…シャトルバスを待つ人の大行列(愕然)
結局渋滞にはまったバスがダンゴ状になってしまったためバスの
流れが密と疎の部分に分かれこのような事態を引き起こしている
のだなと…。待つ人たちは気の毒だというところ。
【3】白い恋人パーク
渋滞なしの地下鉄の良さを感じつつ、次の目的地「白い恋人パーク」
へと向う。まず大通駅で東西線に乗り換え、西の終点である宮の沢駅
へ向う。
駅を出たところでパークの場所がわかりにくかったので少し迷ったが
どうにか到着!
白い恋人パークのページ
↓
https://www.shiroikoibito.ishiya.co.jp/index_j.html
中に入るとチョコレートの甘い香りがただよってきてなんともいい感じ。
結局お昼抜きで雪まつりをみてまわっているので余計にそう感じる
のかも?!
まず入り口でチョコレートファクトリーの見学パスポートを買うと
「これが白い恋人でございます。」と1袋の白い恋人をゲット!
【写真HU12:チョコレートファクトリー入り口】
順路に従ってチョコレートの歴史やカップの展示などを一通り
見ると実際に白い恋人を作っている工場の見学となる。
【写真HU13:黄金のカップ】
【写真HU14と15:白い恋人製造ライン】
以前帯広の柳月スイートピアガーデン(三方六)の工場を見学した時
もそうだったが、まったくもって自動化された素晴らしいラインで
衛生状態もしっかりと管理されている模様。
製品検査においては、どういう基準で行っているかは不明だが、
このあたりは人間の繊細な感覚が必要となるのだろうと感じる。
見学を終え、外の売店でホットチョコレートを飲んで一休み…。
しばらくは石屋製菓のとりこになってしまいそうだなと感じつつ
白い恋人パークの見学を終了する。
【写真HU16:白い恋人パーク外壁】
【4】旧北海道庁とJRタワー展望室
再び地下鉄宮の沢駅から大通駅まで乗り、南北線に乗り換えて
さっぽろ駅で降りる。そして地上に出て旧北海道庁を見学。
こちらはなぜか裏門から入ってしまったらしくぐるっとまわって
表門へ。
明治時代のレトロな建物だが、内部はけっこう改造されて
現代風…。このあたりは実用性を重視しているのかも?!
ちょうど宗谷地方の人たちがキャンペーンを行っていて
ミニ観光案内などをもらったりする。ついでにホタテとコンブ
の干物もいただいてちょっとしたおやつとなる。
宗谷地方は2003年秋に訪れたが、その時のことを思い出し
懐かしい…。
そして1階の売店に入ると雪まつり公式グッツが20%OFF!
おおっ!ということでいくつかゲット!もちろん公式グッツは
会場でも売っているが、ここは値引かれているのでちょっと得
した気分。
そして再び札幌駅に戻り、JRタワーの一角にある「竹麓輔商店」
に入り濃厚とろ味噌ラーメンでようやくお昼となる。
竹麓輔商店のページ → http://www.rokusuke.co.jp/
【写真HU17:竹麓輔商店の濃厚とろ味噌ラーメン】
ここでしばらく休憩した後、JRタワー展望室へと赴く。
ページ → http://www.jr-tower.com/t38/
それにしても名古屋駅にも同じようなタワーがあるが、
JRはタワーが好き?!なのかも…。いずれにしても札幌で
一番高い建築物なので一度は行ってみる価値あり。
そして展望台から見た感想としては、札幌特有の碁盤の目の
ようなきれいな近代都市といった趣でいい感じ。
【写真HU18:夕暮れの札幌】
高層建築のページ
→ http://www.asahi-net.or.jp/~nm6f-nkmc/
そんなこんなで日没まで待って夜景も撮るかと思って三脚を
セットしているとトラブル発生…。
三脚がカメラの重みで倒れてカメラが壊れてしまう(T_T)
壊れ方としてはレンズが横向きになってしまったので
焦点があわずまともな写真が撮れない状態。
ということで残念だが、以後は携帯電話のカメラにて
撮影を続けることにする。
*** さっぽろ雪まつり編2 ***
【1】夜の雪まつり
★2月11日(土)★
早朝からの取材でだいぶ疲れもでてきたのでいったん宿に戻り
小休止。そして壊れたカメラを置いて必要最小限の軽装にて
再び夜の雪まつりの取材に出発!
朝歩いた道とまったく同じルートで歩き、大通会場へ。
今度は人がたくさんいるので順路通り一方通行にはまって
進むことにする。
まずは雪まつりの目玉の1つである大氷像!
【写真HU19:大氷像ロイヤル・エキシビジョン・ビル】
オーストラリア・メルボルン
そして、いくつかの小雪像を見学!
【写真HU20:カンパイ!】
【写真HU21:タモリ】
【写真HU22:天使閣】
続いて10丁目の大雪像 ハッピー台湾
【写真HU23:ハッピー台湾】
折り返して小雪像。
【写真HU24:レーザーラモンHG】
【写真HU25:クマのプーさん】
8丁目の大雪像 法隆寺・金堂
【写真HU26:法隆寺金堂】
7丁目の大雪像 フリンダース・ストリート駅
【写真HU27:フリンダース・ストリート駅】
オーストラリア・メルボルン
ここでちょうどライブイベントが始まったので
見学してゆくことにする。
登場したのはデュオのティンクティンク。
はるばる沖縄から来たとのことで、国内線で最も
距離の長い路線の沖縄→千歳便を利用したそう。
ティンクティンクの公式ページ
↓
http://www.rinken.gr.jp/entertainment/tinktink/
氷点下5℃の寒空の中、琉球衣装は寒かろう…と
思いつつ声援をおくり約30分のライブを楽しむ。
そして長時間野外にいたのですっかり冷えてしまい
足早にあたたかいラーメンを食べるためすすきの方面
へと移動することにする。
パッと目に付いた新ラーメン横丁へ飛び込むと、
客引きの女将に誘導されて一番手前の「もぐら」に
入る。あとでわかったことだが、この店はかなり
有名とのこと。
※もぐらの紹介ページ
http://www.sapporolife.com/food/ramen/mogura/
女将が「おすすめは味噌バタコーンだけどどうします?」
との言葉に安易に「じゃあそれで!」
待つこと3分ほどででてきたラーメンは度肝を抜く
内容でこれぞ札幌ラーメンという内容。
おかげで冷えた体も十分温まりお腹も満足♪
そして、すすきの会場の氷像を見つつ宿へと向う。
【写真HU28〜34:すすきの会場の氷像】
途中ベイリーズというミルクウイスキーが一杯200円で
売られていたので試してみると・・・「うまい♪」
世の中にはまだまだ知らないものがあるのだなぁと
しみじみ思いつつ後で調べたらとても人気のある洋酒
なのだそう。
ベイリーズ↓
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shyoo1/baileys.htm
こうして本日の取材は終了!北海道最後の夜は、
無事終わり思い出がたくさん残る旅となりそうな予感…。
【2】新千歳空港へ
★2月12日(日)
起床後、荷造りに手間取り宿を出たのは8時半。
すすきの駅から地下鉄に乗りさっぽろ駅まで移動。
その後、切符を買い快速エアポート90号に飛び乗る。
この車両なんだか妙に短いような?!
それはともかく座れないくらい混み合っているので、
デッキに出て景色を見つつ空港へと向う。
10時ちょっとすぎに無事新千歳空港に到着し、
チェックイン。予約の便は11時発のJAL1012便。
チェックイン機にひとつ前のJAL1010便10時半発の便にも
乗れます!と出たがおみやげをゆっくり選びたいので
そのまま搭乗券を発行させる。
新千歳空港は世界一おみやげ屋の面積が大きいと
言われているが、その中で自分がいつも買うお店は
ANAFESTA。
買うものはロイズの生チョコ山崎や白い恋人などなど。
そして仕上げは空弁! 佐藤水産のいくらウニ丼を
買っておく。
佐藤水産 → http://www.sato-suisan.co.jp/
ちなみになんで佐藤水産なのかと言うとニセコで出会った
北海道在住のお二方に「おみやげは新千歳空港で買うのが
一番よいですよ。そして佐藤水産のおべんとがおいしい
から買ってくといい。」と勧められたため。
また北海道の名品が一つ脳裏に刻まれた感じ…(笑)
そうこうしているに搭乗時間。ここでは時々お土産を
買うのに夢中になって乗り遅れる人がいるそうだが
それも無理からぬことという気はする。
自分も搭乗時間15分前ほどに保安検査を通り、
JAL1012便は出発!その間先ほどの10時30分発の
JAL1010便はシステムトラブルで出発が遅れ、図らず
もJAL1012便が先に出ることになり、世の中何が
いいのがわからないな…と感じる。
約1時間10分の空の旅を経て無事羽田空港に到着し
今回の旅は終焉を迎となる。
【3】旅を終えて
今回は図らずも4泊5日の大きな旅となりました。
収穫としては、いままであまり知らなかった都会の
北海道である札幌の地理を理解することができたこと。
雪まつりとはどんなものか身を持って感じることが
できたことがあります。
またニセコについても4回目の来訪にして新たに発見した
こともあり、その意味ではとても充実した旅となりました。
長い間読んでいただきありがとうございました!
*** 北海道雪まつり2006 完 ***
※参考
今回の旅でかかった費用をまとめてみました。
JAL特典航空券(羽田・札幌往復) 15,000マイル
往復新幹線
12,270円
京浜急行電鉄(品川→穴守稲荷)
230円
東京モノレール(羽田空港→浜松町)
470円
札幌市営地下鉄代 1,000円
さとらんど会場シャトルバス代
400円
エアポートイン宿泊 6,665円
ホッカイロとおにぎり代 678円
往復スキー運搬(宅急便) 6,760円
往復スキーバス+8時間リフト券 4,900円
フォレスト276おにぎり代
500円
ペンションコットンファーム宿泊 9,600円
生ラムジンギスカン丼(アンヌプリ
) 750円
ラーメン華龍みそラーメン 700円
マークスイン札幌宿泊(2日分) 13,200円
札幌テレビ塔展望台入場代
700円
白い恋人パーク入場代とホットチョコ
800円
竹麓輔商店とろ味噌ラーメン
820円
JRタワー展望台T38入場代
700円
もぐらみそバタコーンラーメン 1,000円
手荷物配送(宅急便) 1,480円
おみやげ代(ANAFESTA) 7,211円
おみやげ代(雪まつり公式グッツ) 3,600円
おみやげ代(アンヌプリリフトホルダ) 1,000円
空弁(佐藤水産) 1,000円
快速エアポート90号(札幌→新千歳) 1,040円
計 77,474円