北海道旅行記2004秋 大雪・登別・函館
☆☆☆☆☆ 北海道旅行記2004 1 ☆☆☆☆★ 2004.9.30〜10.3
9月30日(木)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*** 層雲峡編 ***
【序章】
今回の北海道旅行は、北海道の屋根と呼ばれ日本で最も早く秋が
訪れる大雪山のふもとから旅を始め、日本を代表する温泉地登別を
経て、歴史ある最南端の函館までのルートを選びました。
これは昨年の道北(稚内・礼文・サロベツ)の旅の折、層雲峡から
来た人から「紅葉がとてもきれいだった。」ときいて層雲峡に
密かに想いを寄せていたこと。そして温泉好きなら知らぬ人は
いないであろう登別の湯の制覇。最後に世界三大夜景で有名な
函館への想い。これら3つを実現するものとなりました。
【1】オホーツク海より層雲峡へ
旅の始まりはいつものようにまずは新幹線で東京へ。そして
モノレールで羽田空港に到着!
早速搭乗手続きを経て搭乗券を手に入れ出発ゲートへ。
今回はバスラウンジゲートだが、おそらく今回が最後の利用と
なりそう。というのも12月1日に羽田の第2旅客ターミナルが
オープンする関係で、バスで航空機へと移動することが
稀有なことになりそうな気がするからである。
待合室に座り懸案となっていた2泊目の登別万世閣の
追加料理「カニの刺身」を電話にて注文する。
出発を前に早くも気分は高揚し始める・・・。
待つこと30分ほどで、搭乗手続きが始まりバスにて
航空機へと移動。
11時10分。
定刻通りANA845便は出発し一路オホーツク紋別空港※へと
向う。
※オホーツク紋別空港
北海道の中では小規模な空港でオホーツク海に面した
位置にあり、東京羽田との1日1便が就航する。
道北または大雪山系への観光拠点として便利。
なおANA845便はANAグループのエアーニッポンの機材
による運行である。
エアーニッポンは今までANAグループのローカル路線を
受け持っていたANAの小会社だが近年の統合化の流れで
近い将来完全に統合される見通しらしい。今は機体の塗装と
乗務員の制服が違うが、これもまず制服が統一されてから
機体も順次統一されるらしい。
また機体はボーイング737−500型機。小型ジェット機
で通路をはさんで左右に3列シートとなっておりこちらも
滑走路の短い小規模空港に似合ったものとなっている。
空路での飲み物やキャンディのサービスを受け、
13時すぎに無事オホーツク紋別空港へと到着!
【写真HS01:オホーツク紋別空港】
早速ニッポンレンタカーカウンターにて手続きを済ませて
いざ出発!
なお今回借りた車は「カローラ」で100`以上はあたり
まえの北海道を爆走するには必要不可欠な1500cc
である。
DVDナビで目的地を層雲峡にセットして走り始めること
約1時間。道の駅「香の里・たきのうえ」にて一休み。
ツアーの特典でもらったおやつクーポンでハーブゼリー
をもらいパウンドケーキと缶コーヒーでお昼がわりとする。
(いつもそうだが、ツアーでは朝食と夕食をがっちり
食べるのでお昼は軽めまたは抜きのことが多い・・・)
小腹を満たしたところで出発!走ること約1時間でついに
層雲峡※に到着!
※層雲峡
大雪山の北側黒岳のふともに位置する峡谷でごつごつとした
岸壁が有名。
【2】黒岳ロープウェイ
早速第一の目的地である黒岳ロープウェイヘ。
車を駐車場に停め外に出るとひんやりとした大気が心地よい
感じですっかり秋を感じさせる。
ただ麓は紅葉にはまた早いような感じ・・・。
15時20分の便でロープウェイに乗り込みいっきに上へ!
中腹あたりから紅葉が最盛期で素晴らしい眺め。
【HS02:黒岳ロープウェイより中腹の紅葉】
山頂駅は標高1984mの黒岳の5合目で、リフトでさらに
登り7合目へと向う。
【HS03:黒岳5合目付近】
とここに至るとかなり寒い・・・、温度計は8℃で紅葉もすっかり
終わりここの季節は「冬」。
頭痛すら覚えるような寒さに耐え切れず短時間にていったん
五合目に戻りしばし散策。
最後に展望台にて紅葉を十二分に堪能して下山。
【HS04:黒岳5合目展望台より黒岳山頂付近を臨む】
【HS05:黒岳5合目展望台より黒岳山麓付近を臨む】
【3】流星の滝・銀河の滝・大函
ロープウェイを後にして次なる目的地は流星の滝と銀河の滝。
走ること5分ほどで到着!
駐車場からちょっとした散策コースを歩くとすぐに滝発見!
まずは流星の滝・・・。
その名前にふさわしい真っ直ぐな美しい滝にしばし見とれる。
【HS06:流星の滝】
そしてお隣の銀河の滝は美しい広がりを見せるスケールの大きな
滝。誰が命名したかはわからないが的を得た名前だなと感心。
【HS07:銀河の滝】
滝の後は層雲峡でも屈指の箱庭的美観を誇る大函へ。
かなり薄暗くなっていたが露出時間を長くして写真を撮る。
すると相乗効果か流れるせせらぎがすじとなって幻想的な
写真の出来上がり!
【HS08:大函】
【4】ホテル大雪
大函を後にしたらあとはホテルへ。
今日泊まるのは「ホテル大雪」
ホームページ→http://www.taisetsu-g.com/16-02/ht/ht.htm
まずロビーに入るとクマの剥製がお出迎え。そしてまずは
部屋へ。
部屋は和洋室で、和室1・洋室1(寝室)・リビング1と
超豪華。すごい部屋だなぁ〜とびっくり。しばしゆっくりして
から今度は夕食!
レストランでの夕食だが、こちらは会席っぽい料理に
カニ+牛肉蒸し焼き。そして特筆すべきはご飯が五目ごはん♪
これは素晴らしいというところ。
(ついおかわりしてしまう・・・)
さらに大雪地ビールにて最高の夕食となる。
そして夕食の後は大浴場へ。
まずは「渓谷露天風呂・天華の湯」へ。黒岳の冷気ですっかり
冷えた体を温めて至福の時・・・。
風呂上りにはロビーにて行われるアイヌ民族舞踊を見学し
楽しいひとときを過ごし、就寝前に「王風大浴場・チニタの湯」
を制覇!
こうして北海道旅行の第一日目は豪華なるうちに終了。
10月1日(金)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【5】層雲峡と朝日
早朝。目がさめて早速朝風呂へ。3つある大浴場のうちの
最後の1つとなる「展望台大浴場・大雪之湯」へ。
ここは最上階にあるのだが、景観が素晴らしい!
もともとホテル大雪は層雲峡温泉でも一番高台にあるが
そこの最上階だからまさに層雲峡温泉で一番高いお風呂
と言える。
さらに素晴らしいことは、露天風呂に入っていると朝日が
昇ってきてとても美しくこれには感動。
朝霧が少しづつ消えてゆく有様もまた格別なもの。
【HS09:朝もや】
【HS10:層雲峡の朝日】
こうして大満足のうちにバイキングの朝食をとり、
出発!北海道旅行の第2日目が始まる・・・。
北海道旅行記2004 2 旭岳とパッチワークの丘編 に続く
☆☆☆☆☆ 北海道旅行記2004 2 ☆☆☆★★ 2004.9.30〜10.3
*** 旭岳とパッチワークの丘編 ***
【1】大雪山の最高峰「旭岳」
北海道2日目は、大雪山※の北側に位置する層雲峡より大雪山の
ふもとをぐるりとまわって西側に位置する旭岳へ。
※大雪山
そもそも大雪山という山はなく、黒岳(1984m)、赤岳(2078m)
、旭岳(2290m)などの2000m級の山々が連なった連峰の総称を
「大雪山」と呼んでいる。なお一帯は大雪山国立公園となって
おり、神奈川県と同じくらいの広さがある。
カーナビに従って旭岳へ向ってゆくと、どんどんローカルな道へと
入り込む。おそらくは大雪山のふもとの近道と思われるが、標識が
ほとんどないのでナビがなければとても走れない道だなと感じる。
そして9時50分に無事旭岳のロープウェイ乗り場に到着!
★旭岳ロープウェイホームページ
http://www.asahidakeropeway.com/index2.html
はやる気持ちを抑えつつ10時の便にて頂上へ。
旭岳ロープウェイは近年架け替えしたらしく近代的な作りで内部
には案内のための液晶ディスプレイも装備しており感心。
(101人乗りの日本発スイスガラベンタ社のものだそう。)
約10分で頂上に到着して見えた景色はまさに絶景・・・。
早速1周1時間コースの遊歩道を歩き始める。
【写真HS11:遊歩道スタート地点付近】
第1展望→第2展望→第3展望と景色を楽しみつつ、さらに歩みを
進めると夫婦池に到着。この池はその名の通り遊歩道を挟んで
左右に展開する池でこれまた風光明媚な感じ。
【写真HS12:夫婦池】
さらに夫婦池から第4展望を経て歩みを進めると姿見展望(5合目)
に到着!ここではその名の通り旭岳が池に映えるという訳で、
これまた素晴らしい。
さらに吹き上がる煙も一段と近くて硫黄臭も感じられる近さ
がこのポイントである。
【写真HS13:姿見の池に映える旭岳】
最後に第5展望にてしばし休憩。ここでは登山家らしき人から
写真家・家族づれに至るまでたくさんの人達がそれぞれの想い
を抱いて腰掛けているのだなと感じる。
復路は、別ルートにてロープウェイ駅へと向うがこちらは
かなりの急坂。健脚でもちとつらいかも・・・。
【写真HS14:復路より旭岳】
後ろ髪をひかれる思いで12時の便にて下山。それでも1時間
コースの遊歩道を2時間かけたのでゆっくりと旭岳を堪能
できたことは間違いないと自負する次第。
【2】天人峡
旭岳を後にしてやってきたのは「天人峡」。
旭岳とは谷違いといったイメージだが、名前からして秘境で
あることは間違いない。
駐車場に車を停めて散策へ。見れば層雲峡にも負けないような
渓谷美が広がっておりこれまた神秘的な感じ。まさに天人が
出没してもおかしくない雰囲気と言える。
【写真HS15:天人峡の渓谷】
そして到着したのが「羽衣の滝」。
その名前からわかるように山肌に羽衣をかけたような形状は
じつに美しい。
ここでしばしマイナスイオンを浴びてリフレッシュ!
【写真HS16:羽衣の滝】
【3】パッチワークの丘
天人峡を後にして走ること30分。
パッチワークの丘で有名な美瑛町に到着!
昼下がりの14時頃から早速美瑛の丘めぐりを始める。
本来なら自転車でも借りてゆっくり散策したいところだが、
時間の都合によりカローラにての散策。それでも2時間は
欲しいところ。
まずぜるぶの丘よりパッチワークの路に入り、まず最初に
発見したのが「ケンとメリーの木※」
※ケンとメリーの木
1972年に登場した4代目スカイラインのCMに
使われて一躍有名になる。
【写真HS17:ケンとメリーの木】
小腹が空いたので、隣接するペンションでホクホクの
じゃがバタを食べることにする。一口食べると・・・
まさしく美味(これが本日のお昼となる)
その後、ペンションの庭から菜の花畑を入れて
ケンとメリーの木を撮る!
まさにパッチワークの丘そのものと言える。
小腹を満たして次なるは、「親子の木※」
※親子の木
3本並んだカシワの木。父と母と子供をイメージ
している。
【写真HS18:親子の木】
【写真HS19:パッチワークの丘のある風景】
この親子の木は遠くから眺めると良いのだそう・・・。
そしてパッチワークの丘を走りつつ次に発見したのは
「セブンスターの木※」。
※セブンスターの木
1976年に観光タバコセブンスターのCMで
使用される。
【写真HS20:セブンスターの木】
ここには駐車場もあり観光バスのルートにもなっている
らしく人がたくさん。うまく人が途切れた隙に写真を
撮ることにする。
その後さらに散策をしているとひまわり畑を発見。
まさにじっくり座って絵に描きたいような風景。
【写真HS21:ひまわり畑】
さらに走り北西の丘展望公園を経て最後にやってきたのが
「マイルドセブンの丘※」
※マイルドセブンの丘
タバコのマイルドセブンのパッケージなどに使用された
丘。
どうもここは超有名な撮影スポットらしく高そうなカメラ
を携えた人達が腰を落ち着けてじっくりと被写体を吟味
している光景が見られる。
こちらも負けずと被写体を吟味しつつ撮影を行うことにする。
【写真HS22:マイルドセブンの丘】
夢中で散策しているといつしか時間は流れ15時30分。
またしても後ろ髪をひかれる思いでパッチワークの丘を後に
して本日の宿である登別温泉へと向うことにする。
【4】旭川→登別 決死の縦断!
さて、美瑛から本日の宿である登別までは250キロほどあり
時間的にけっこうピンチ。
という訳でここは高速道路を使うことにする。美瑛を出て
旭川に入り、旭川鷹栖ICより道央自動車道をひたすら南下。
交通安全週間のため取締りに気を使いつつもガソリンを湯水の
ように使いカローラを爆走させ18時30分すぎにどうにか
登別温泉に到着!
(しかし燃料は底を尽きエンプティが点灯・・・)
あまりにも高速運転を続けたためかしばらくは手の震えが
止まらず日程の強行さをちょっと反省することに・・・。
北海道旅行記2004 3 登別・洞爺湖編 に続く
☆☆☆☆☆ 北海道旅行記2004 3 ☆☆★★★ 2004.9.30〜10.3
*** 登別・洞爺湖編 ***
【1】豪華「かにのお刺身」
北海道第2泊目の宿は「登別万世閣」。
登別万世閣ホームページ↓
http://www.manseikaku-hotels.co.jp/noboribetsu/main.htm
まさに「閣」のような四角い建物の作りが特徴。早速チェックインし
部屋に荷物を置いて1Fのレストランへ行き夕食開始!。
ここでは「前浜産毛ガニの刺身500g」を追加予約でオーダー
してありそれが最大の楽しみ。
まずは北海道と言えばサッポロビール!ということでサッポロ生
ビールにて喉をうるおす。
(北海道に来なくても自分はサッポロビール党だが・・・)
早速バンキング料理を集めに歩き始める。
見ればかなり豪勢でその場で焼いてくれる和牛ステーキを筆頭に、
その場で揚げてくれる天ぷら(カニ、エビ、カボチャ、かき揚げなど)。
(これが一番かも?!)
さらにローストビーフ、焼きホタテ、ズワイガニ、じゃがバターなど
皿もりのものから、北海鍋バイキングと題して自分の好きな具
を集めて鍋を作ることができるというメイキング心をくすぐるもの
もあり大満足。
(例えばタラバガニを集めてタラバ鍋とか・・・)
自分としてはさすがにたらばばかりだと顰蹙(ひんしゅく)なので白菜と
春菊とホタテを少し入れることにする・・・。
(なお固形燃料の火は係の人が点火しに来るので、この時に中を点検され
顰蹙となる訳w)
料理を集めて席に戻ると待ってました!!とばかりに
「毛ガニの刺身」が登場!
【写真HS23:前浜産毛ガニの刺身】
お味の方はあっさりと食べやすくみずみずしい感触。
他のバイキングを食べた後でもすすっと食べれるだけに秀逸。
と豪華絢爛な登別の夕食は大満足のうちに終了。
そして食後は北の横綱とも言うべき登別温泉にて旅の疲れを
癒すことにする。湯質はやや塩辛い感触であるがナチュラル
な感触。硫黄臭が少なく感じられとても入りやすい。
露天もいい感じでこちらも大満足!
ということで北海道2日目は終了。就寝となる。
10月2日(土)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
翌朝、まず朝風呂にて目を覚ましバイキングの朝食。
少しゆっくりして出発!
【2】登別クマ牧場
北海道3日目の最初の目的地は「のぼりべつクマ牧場」
のぼりべつクマ牧場ホームページ
↓
http://www.kamori.co.jp/bearpark/top/index.htm
ここではもちろんクマが馬や牛のように牧場で放牧されて
いる訳ではないが、動物園風にクマをみることができる。
まずは駐車場に車をとめて入場券を買う。
ツアーのスタンプラリーを出したらちょこっとプレゼント
としてクマのエサをゲット!
そしてゴンドラリフトにて牧場へといっきにあがる。
1日2回のクマのショーがちょうどはじまっていてまずは
見学。まさにプーさんばりの演技にただただ感心するばかり。
(中に人が入っているのではと思うほど・・・)
その後、アヒルのレース等を見学してメインのクマのゾーンへ。
まず人間が檻の中に入りクマたちを見るとという趣旨のトンネル
に入り見学。エサを与える筒をいじるとその音をききつけて
クマが「ちょうだい」という感じでエサをねだるので
早速エサを筒に入れて外に送り出すとおいしそうにエサを
食べすぐに「もっとちょうだい!」
このあたり心理学におけるパブロフの犬ならぬパブロフのクマ
だなあと冷静に分析してしまう。
ここにいるクマは北海道に生息すると言われるエゾヒグマで
オスメス別に飼育されているのたが、オスグマは体も大きく
荒っぽい感じでメスグマは体がオスより一回り小さくどこと
なくおとなしい感じで性別の特徴がよくわかる。
【写真HS24:かわいいクマたち】
クマを見たあとは、クマの博物館を一通りまわり
文明に追われて絶滅したクマのことや、今のクマの
生息状況などを見学してまわる。
最後に展望台から景色を臨むと南には太平洋が、
東には倶多楽湖が・・・やや霞かかった感じで
神秘的な面持ち。
【3】地獄谷
クマ牧場を後にしてやってきたのは「地獄谷」。温泉地には
よく地獄谷というものがあるが、だいたい煙が噴出している
ところが地獄谷であることが多いようだ。
登別の地獄谷は規模が大きくあちこちから煙が噴出して
おり迫力は相当なもの。
狭い遊歩道を中ほどまで進むと硫黄臭がしてそれらしい
雰囲気に・・・。
【写真HS25:地獄谷】
こうして登別での取材を終了!次なる目的地に向うことにする。
【4】有珠山と昭和新山
地獄谷を後にして洞爺湖へと向う。
途中のオロフレ峠に立ち寄り景色を見ようと車を降りると
「寒い!!」
それもそのはず標高930M(北海道の930Mは本州の
2000Mクラスに相当する)で強風のため体感温度は氷点下に
近いものがあり写真だけ撮ってすぐに戻る。
(体も冷えたがカメラのバッテリーも弱るほど・・・)
【写真HS26:オロフレ峠より】
峠をおりて洞爺湖畔までやってきて次は有珠山へ。
有珠山ロープウェイホームページ ↓
↓
http://www.usuzan.com/index2.html
駐車場のすぐそばに昭和新山があり未だにもくもくと噴煙を
あげているためその迫力に圧倒される。
【写真HS27:昭和新山】
ここで、昼食をとることにする。
この旅行初のちゃんとした昼食で、天ぷらそばを食べる。
1200円と高めだと思ったらそれもそのばすで大きい
エビ天が2つも入っている豪華天ぷらそば也・・・。
なおスタンプラリーのちょこっとプレゼントは火山伝説
という煎餅。蜂蜜入りの秘伝のタレにて香ばしく
焼き上げられてじつにおいしいものである。
そして13時発のロープウェイにて有珠山へ。
まずは昭和新山洞爺湖展望台にて雄大な景色を楽しむ。
【写真HS28:昭和新山洞爺湖展望台より】
その後は、火口原展望台へ。ここからは有珠山の火口を
臨むことができる。いまだ火口では煙があがっており
遠くに太平洋を臨む景色は雄大なもの。
【写真HS29:昭和新山の遠景】
【写真HS30:火口原】
まさに360℃パノラマを楽しんで再びロープウェイで下山。
【5】洞爺湖遊覧
次にやってきたのは洞爺湖※。時間的に厳しいので駐車場から
走って遊覧船乗り場へと向かい14時の便に滑り込みセーフ!
(運航は30分間隔)
※洞爺湖
周囲約43q、円形の湖で日本で3番目に大きい。
湖の中ほどには4つの島が点在しエゾシカが生息する。
洞爺湖汽船のホームページ
↓
http://www.toyakokisen.com/
乗ったのは最新型のエスポアール号で多目的観光船として
就航し401t定員700名を誇る豪華客船で、夜は洞爺湖
名物の花火鑑賞のナイトクルージングも行っている船。
約50分の船の旅は快調そのもの。残念ながら時間の関係で
折り返し地点である中島には降りることができないがそれは
それ次回の楽しみにとっておくことにする。
【写真HS31:洞爺湖】
【写真HS32:中島】
こうして、本日の観光メニューは終了!
あとは本日の宿のある函館へ向けて出発!
【6】函館への道のり
函館まで約200キロ!またしても高速道路の利用となる。
残念ながら函館までは開通していないため、途中の
国縫(くんぬい)まで走り、そこからは国道5号線を
地道に南下してゆく・・・。そして函館に近づくと暫定
無料供用の函館新道へと自然に入る形となり17時半頃
函館の町に到着!
さすがに人口36万人の町だけあって賑やか・・・。
しばしの渋滞を抜けて18時に本日の宿「湯の川観光ホテル」
に到着となる!
北海道旅行記2004 4 函館編に続く
☆☆☆☆☆ 北海道旅行記2004 4 ☆★★★★ 2004.9.30〜10.3
*** 函館編 ***
【1】函館名物「いかさし」
本日泊まる宿は「湯の川観光ホテル」
このホテルはテーマ別にいくつかの棟があるがまず第一に「癒」を
目的とした宿で、木の香りただようイメージ。
ホームページ
↓
http://www.yunokawa-kanko.com/
チェックイン時にこの宿の目玉ともなっている貸切露天風呂を予約
し、それも今夜のお楽しみとして、早速夕食へ。
夕食はバイキングだが、取り放題メニューとお一人様1回のメニュー
に分けられる。一見ケチのように思えるがそれはそれ、お一人様1回
だからこそ高い質を確保できるのだろうということ。
飲み物は函館ワインの白!透き通る黄金色はまさにワインの王様
というところ。(グラスワインなのに新しい瓶を開けてもらって恐縮)
さてお一人様1回のメニューの内容は・・・
いかさし
函館牛のステーキ
チーズケーキ
アイスクリーム
まずいかさしはまさに函館名物だけあってやわらかくておいしい!
まさにとろける感じ。
【写真HS33:いかさし】
そしてステーキもやわらかくて輸入牛とは違った和牛の味。
(あたりまえか・・・)
後ろの2つはおまけ的要素が高いように思われるが
これはこれで北海道の牛乳をたっぷり使っているので絶賛の品。
とまずは夕食で大満足したところで客室に戻り一休み。
【2】函館の夜景
19時45分より函館夜景ツアーへ出発!
これは北都交通が催行するツアーバスだが、ANAスカイホリデー
参加者には無料で提供されるサービスオプションで事前予約制
である。
北都交通のホームページ
↓
http://www.hokto.co.jp/
さて・・・バスに乗り込んでびっくり!ふつうオプショナルツアーは
空席が目立つのが常なのだが、なんと満席!しかも2号車という
ことで、きけば同じ夜景ツアーバスが何台も出ているのだそう。
そんな訳でその盛況ぶりを見るに函館の夜景とはどんなにか素晴らしい
ものに違いないと確信しつつ一路函館山へ。
ガイドさんより函館山についてあらましなどを説明されると間もなく
函館山山麓に到着!
早速ロープウェイに乗り込んで山頂へと出発!
おどろきはそのゴンドラの大きさ!125人乗りの秒速7mでこれは
ガイドさんいわく青函トンネル開通後に観光客が増えるのを見越して
大型化したのだそう。
函館山ロープウェイのホームページ
↓
http://www.334.co.jp/
夜景の感動を確かなものにするため、あえて展望台に行くまでは
夜景を見ないようにして上へ。
そして・・・ついに函館山の夜景を鑑賞。
「おおっ!これは芸術だ!」
ということで大感動。おそらくこの旅一番の収穫であろうことは
間違いないというところ。
噂にはきいていたがここまで素晴らしいとは・・・。!!
世界三大夜景「香港」「ナポリ」「函館」と言われるがまさしく
その言は過言ではないと納得!
冷静に分析するに函館山の夜景がかくも美しいのは、その距離に
あるのではないかと思われる。
これもガイドさんの受け売りだが、地上334Mの函館山だが
高くなく低いからこそよく街並みが見えて美しいのだと・・・
まさにその通り!という感じ。
そして第二にはそのくびれた地形にある。海の黒い部分と街の
白い部分のコントラストがメリハリをきかせるのに素晴らしい
役割をしているのかというところ。
そして見学台は人が数珠つなぎ状態で場所をとるだけでも
苦労する程の盛況ぶりでまだ今日は修学旅行の団体がいない
から空いている方なのだそうでその人気はとどまるところを
知らないよう。
また混雑を避けるため一団体につき30分という時間制限
があるためあっという間に下山時間に・・・。
なおこの展望台にはレストランがあり、どうやら夜の時間帯は
結婚式や結婚式の二次会等の予約が多いらしい。
(函館っ子のあこがれの式場?!)
【写真HS34:函館山の夜景】
ということで感動のうちに函館夜景ツアーは終了!
帰りのバスの中ではガイドさんより函館についての情報
をいろいろときかせてもらい少しだけ函館つうになった
かも?!。
【3】貸切露天風呂
宿に戻り、貸切露天風呂へ。
ここ湯の川観光ホテルには10室の貸切露天風呂があり
海百景の湯と呼ばれている。それぞれの風呂ごとにテーマ
があり、自分たちが今日貸しきったのは「星」。
他に「月」「空」「海」などがあり湯船も陶器と檜が
ある。
このあたりちょっとの追加料金で特別室の豪華さを
体験できる計らいには感謝というところ。
まさに癒される50分ということで北海道旅行最後の夜
が静かに終了・・・。
【写真HS35:貸切露天風呂】
10月3日(日)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
翌朝、朝食にて再び新鮮ないかさしを別注(500円)
にていただく。
やはりおいしいものにはそれなりに投資しなければという
ところ。
そして8時半に出発!
【4】大沼公園
北海道4日目の最初の目的地は「大沼公園」。
函館市街から少し離れているものの、駒ヶ岳の雄姿を臨むには
是非訪れたいところ。
1時間弱で到着し、まずはモーターボートで島めぐり!
実際に乗ってみると予想以上にスピードが速くあっという間
に終わってしまう・・・。
それでも駒ケ岳の雄姿は十分堪能できるかなというところ。
【写真HS36:大沼公園より駒ケ岳】
そしてすぐにUターンして、再び函館市街へと向かうことにする。
【5】五稜郭
函館と言えば五稜郭! と連想する程有名な五稜郭へと到着!
まずは五稜郭内を歩いて、次に五稜郭タワーへ。
早速入場券を買うと、スクラッチクジ付でなんと当たり!
景品は土方歳三グッツで何かと思ったら土方歳三の絵葉書!
あの有名な肖像画のものである。
五稜郭タワーのホームページ
↓
http://www.goryokaku-tower.co.jp/
五稜郭タワーの展望室には土方歳三※の銅像があり、
まさに五稜郭=土方歳三といったイメージを強調させる
感じ。
※土方歳三(1835〜1869)
新撰組副長として活躍した後、榎本武揚とともに函館を
舞台に戊辰戦争最後の戦い「箱館戦争」を行い
一本木(現在の若松町)にて壮絶な死を遂げる。
そんな訳でタワーの展望台から見るとなるほど五稜郭が
五角形であることがよくわかる!という訳。
【写真HS37:五稜郭タワーから見た五稜郭】
【6】函館朝市で昼食
五稜郭を後にしてやってきたのは「函館朝市」
無論名前通り朝だけやっている訳ではなくお昼でもちゃんと
やっている。
呼び込みが活発でまさに市場という感じ。そんな中で
ここで昼食とする。
函館といえばイカ!朝も食べたが、こんどはイカ丼を
食べることにする。
イカの見事な歯ごたえがたまらず美味・・・。
サイドメニューで食べた函館塩ラーメンも磯の香り
豊かなスープがたまらずこれも美味。
と函館の味を堪能して、しばし朝市を散策。
【写真HS38:ぶっかけイカ丼】
【写真HS39:函館塩ラーメン】
【写真HS40:金森倉庫】
【7】函館カフェクルーズ「ブルームーン」
おいしい昼食の後は、函館港遊覧船のブルームーンに
搭乗することにする。
こちらはカフェクルーズということで、飲み物付。
函館の深層水を使ったというコーヒーをとって
しばし香りと味を楽しみ出航後は展望デッキへ。
函館ドックに停泊している海上保安庁の船や海上自衛隊の艦を
横目に港内を一周するクルーズは最初は強風でUターンした
とたんピタリと風がやむという不思議なもの。
このあたり函館港の特徴なのかなと感じる。
【写真HS41:海上自衛隊艦船】
【写真HS42:青函連絡船・摩周丸】
函館カフェクルーズ「ブルームーン」のページ
↓
http://www.hakodate-factory.com/bluemoon/
【8】青函連絡船摩周丸
函館港は見るところがいっぱいあるが、その中でも特に
目立つのは青函連絡船摩周丸。
その青函連絡船の中の一隻である摩周丸をメモリアルシップ
として博物館化して見学できるようになっている。
青函連絡船と言えば、知らぬ人はいない有名な航路だが
航空機に需要を奪われ乗船者が減ったこと、そして決定的なのは
青函トンネルの開通。これにより1988年3月13日を持って
廃止となっている。
(現在函館と青森を結ぶ航路は民間の東日本フェリーによって
運航されている)
ということでまずは見学。内部は青函連絡船の歴史や当時の資料
。他体験コーナーなどもありなかなかおもしろい。
自分は一度も乗ることのなかった青函連絡船だが、当時の雰囲気を
思いつつの見学となる。
時たま古いドラマや映画で青函連絡船が登場するが、そのシーンを
いくつか想い出し、これが青函連絡船なのかとしばし感傷にひたる・・・。
【8】函館元町と昼間の函館山
摩周丸を後にしていよいよ最後の見学地となるのは、函館元町。
ここには数々の教会などがあり西洋風の街並みが特徴。
まずは散策開始!ガイドブックに従って「カトリック元町教会」
「函館ハリストス正教会」「聖ヨハネ教会」「遺愛幼稚園」
「八幡坂」「元町公園」「旧函館区公会堂」を散策。
こういったオリエンテーション的な散策もまた楽しいもので
「あった!」という発見の喜びが楽しさにつながるものと
言える。
【写真HS43:八幡坂】
元町を一通りまわった後は、もう一度函館山へ。
ロープウェイに乗り山頂につくと夜とは違った雰囲気で
落ち着いた感じ。
数時間すればまた大変な賑わいようになるのだろうなと
思いつつぐるりとまわって景色を楽しんで、北海道の旅の
終焉となる。
【写真HS44:函館山からの景色】
【写真HS45:暮れ行く函館】
【9】函館空港
函館市街から函館空港まではほど近く、じつは湯の川温泉の
隣にあるというイメージ。
函館駅前を通ると路面電車を発見!
やはり歴史のある街は路面電車があるのかなと思いつつ
一路空港へと向う。
【写真HS46:路面電車】
函館空港は北海道内の空港の中では千歳についで規模の大きい
空港だと思われるが、まずはチェックイン。
そして、おみやげを買うことにする。
函館土産というと「トラピスチヌ〜」とかが多いが、ここは
昨日函館夜景ツアーのガイドさんに教えてもらって昭和天皇が
食べたというカレー屋さんの五島軒のレトルトカレーと
ロイズチョコレートの売れ筋No1のバトンクッキーヘーゼルカカオ
をゲット。他にいかせんべい等の米菓をちょこっと買って終了!
そして空港3階のレストランで夕食。こちらでジンギスカンを
食べようとするが残念ながらメニューにないのでこれは次の機会
のお楽しみとする。
こうして東京行きのANA864便にて北海道の地を離れ、
旅の終焉となる。
【10】まとめ
今回の北海道旅行は、大雪山(層雲峡・旭岳)、パッチワークの丘
登別・洞爺湖、函館と3つをめぐる贅沢な旅となりました。
反省点としては欲張りすぎたため移動距離が長くなり実際の取材
時間があまり取れなかったことですが、これはこれ次の機会に
はもう少しゆとりを持った計画にしようと考えました。
あと今回の旅はとにかくロープウェイが多かったイメージで
数えれば黒岳・旭岳・登別クマ牧場・有珠山・函館山と5つの
ロープウェイに搭乗し、さらに船も洞爺湖と函館大沼と函館港
と3つと短期間に良く乗ったものだと感心してしまう程でした。
以上まとめですが総合的には素晴らしい旅になったと思います。
** 北海道旅行2004 完 **
【11】旅の決算
今回の旅は以下のツアーを利用しました。
ANAスカイホリデー
ANA’sアドベンチャー北海道レンタカープラン4日
航空便往路(東京羽田→オホーツク紋別)
ホテル大雪(層雲峡温泉)
登別万世閣(登別温泉)
湯の川観光ホテル(函館湯の川温泉)
レンタカーAクラス(カローラ指定)
函館山夜景鑑賞バスツアー
航空便復路(函館→東京羽田)
アドベンチャークーポン24枚+2枚(ボーナス)
道の駅おやつクーポン
スタンプラリーちょこっとプレゼント
一人当たり 83,000円
なおお得なアドベンチャークーポンは1枚1000円で
購入していますが、4枚はサービスで手に入れたので
かなりお得な決算になりました。
★アドベンチャークーポンによるお得内容
購入金額20,000円(2名分)
一般料金 クーポン
旭岳ロープウェイ 5,600円
4枚
登別万世閣・活毛ガニ 6,825円
5枚
のぼりべつクマ牧場 5,040円 2枚
ガソリン30g 3,600円
3枚
有珠山ロープウェイ 2,900円
2枚
洞爺湖汽船(遊覧船) 2,640円
2枚
湯の川観光ホテル貸切風呂 3,150円 2枚
大沼合同遊覧船 2,200円 2枚
函館ベイクルーズ 3,200円 2枚
函館山ロープウェイ 2,320円 2枚
合計
37,475円 24枚(20,000円)
ということでアドベンチャークーポンを有効活用したため
なんと17,475円得した計算になりました。