北海道旅行記2018

北海道旅行記2018

 ☆☆☆☆☆ 北海道旅行記2018 ☆☆☆☆☆ 2018.6.14〜6.16

【序章】
 2014年以来、4年ぶりの北海道入りとなりましたが、今回のルートは知床〜網走〜北見
 〜十勝川〜富良野ということで、移動距離711キロにおよぶ大移動の旅となりました。

★6月14日(木)★

【1】北海道へ

 今回は、7時54分発の新幹線にて東京へ。そして東京モノレールの空港快速にて
 10時ちょっと前に羽田空港に到着となり、時間的余裕あり。ということで、
 保安検査場通過後に、かけそばにて早目のお昼を取ることとする。

 そして12時15分発のANA377便にて一路中標津空港へと向かう。
 機材はB737−800ということで166名乗りの小型機ながら、満員の
 搭乗にて少々窮屈な感あり。そして気流も不安定で揺れもある中での2時間弱の
 空の旅となる。
 
 14時すぎに無事に中標津空港に到着。現地の気温は12℃ほどとひんやりとした
 空気が印象的だが、天気は雲が多めながら晴れ。上々というところ。
 
 まずはニッポンレンタカーのカウンターに出向き、その後送迎車でレンタカー店へ。
 ここでカローラフィルダーを借りて、14時30分にいざ出発!

【2】羅臼

 中標津空港より、国後国道と呼ばれる国道335号線へと出て一路北上。
 走ること1時間ほどで第一の目的地である「羅臼国後展望塔」に到着。
 こちらは、高台の上に立ち国後島を一望できる施設だが、北方領土の資料館も
 併設されており、研修センターとしての役割も持っている模様。無人かと思いきや
 駐在員も1名いたようでカメラも設置されていたことから、国防的施設の役割も
 あるのかもというところ。

 その後、すぐ近くの道の駅「知床・らうす」の「海鮮工房」にて現地の食品などを物色。
 こちらはお土産屋さんとしての色が濃いものの、羅臼漁業協同組合直営店ということもあり、
 現地でしか取れないものも 置かれていて、道の駅らしい良さがあり。

 その後、車で10分ほど走り、クジラの見える丘公園へ。
 羅臼ライオンズクラブが創立50周年記念で贈ったという昨年6月に作られたばかりの
 展望施設から、国後島を眺めるも、天気雨となり、羅臼での観光が終了となる。

【3】知床

 羅臼を後にして、一路知床峠へと向かうものの、だんだんと天気が悪化。霧も出てきて
 視界もおぼつかない状況となり、残念・・・。そして残雪の残る山並みを見つつ登ると
 どんどん気温が下がってきてついには2℃に! 6月なのにこの寒さはやはり道東
 ならではなのかなというところ。

 通常であれば賑わいを見せる知床峠もこんな天候では車1台のみ(しかも無人)ということで
 斜里町と羅臼町の看板を撮影して峠を下ることとする。

 峠を下りきった麓近くの山中にある知床自然センターに到着したのは17時30分の閉館5分前・・・。
 ということで駆け足で見るも、閉館のアナウンスでやむなく退出。

 こうして冷たい雨の中で知床観光を終え、本日の宿のあるウトロへと向かう。

【4】世界自然遺産の宿しれとこ村(旧つくだ荘)

 知床自然センターを出発し、走ること15分ほどでウトロ温泉に到着し、
 17時45分に本日の宿「世界自然遺産の宿しれとこ村」に到着。

 外観は少々古いが、サービス上々の宿としての評判が高く、チェックイン時から
 その心意気を感じれるところあり。新館・別館と建屋も多く売りは天然温泉のくまの湯とのこと。

 部屋で一息ついてから、19時10分より夕食。
 夕食のお品書きは下記の如く。

 小鉢  イクラ醤油漬
 御造り 甘海老・旬の物
 鍋物  たこ
 郷物  毛がに
 煮物  本日の煮魚
 肉の物 鹿肉
 焼物  そい
 デザート 夕張メロンのプリン

 ということで、フルコースの大変豪華な食事で至福のひととき。特に毛ガニは、
 身がたっぷりつまっており、カニ味噌も美味。知床の食のおいしさを堪能する。

 食後に一休みし、寝る前に評判の温泉くまの湯へ。こちらはかけ流しのとても
 素晴らしい泉質にて、冷えた体も暖まり就寝。
 こうしてしれとこ村での夜は深まり、第1日目は無事終了。

★6月15日(金)★

【5】網走

 起床後、朝風呂で一息ついてから7時15分より朝食。さんまの塩焼きをメインに
 練り物とキノコの焼き物。それに加えてハーフバイキングできんぴら、ナスの煮物、
 スクランブルエッグ、サラダ、ヨーグルト、のりなど朝から豪華な朝食後、荷物を
 整え7時45分に宿を出発!

 悪天候でほとんど観光できなかった知床を去るにあたり、名残惜しさを感じつつも
 オシンコシンの滝に立ち寄る。こちらは折からの雨でだいぶ増水しているようで
 これまで見た中では、一番迫力があったかどうか・・・。
 
 そして走ること1時間ほどで、本日最初の目的地である「オホーツク流氷館」に
 到着。
 網走に来るのは初めて北海道に来た2002年以来16年ぶりということで
 いろいろなことが変わっており、道の途中で見かけたオホーツクバザールは
 閉店・・・。そしてオホーツク流氷館も完全リニューアルされてとてもきれいな施設に
 生まれ変わっていて、時の流れを感じる。
 中に入ると明るい照明で、流氷に触れるコーナーも健在。16年前はバナナで
 クギ打ちだったが、今は濡れタオルをふりまわしてカチカチになるという体験に
 なっており、これも安全第一への配慮なのかなというところ。
 またオホーツク流氷館にはちょっとした水族館としての要素もあり、クリオネも
 見られるようになっていて、やっぱり北海道だなあと感じるところ。

 その後、車で10分ほどの博物館網走監獄へ。
 こちらも16年ぶりということで、入り口の橋から始まって、監獄食堂の新設、
 入場券売り場のりニュール、展示内容に至るまで、かつての監獄をメインとした
 ものから、より歴史に目を向けた内容に変わっていて、そういった点ではより
 時間をかけて見たいという博物館になったのかなというところ。

 ここでは、庁舎→味噌・醤油蔵→休泊所→漬物庫→監獄資料館→舎房及び中央見張所
 →独居房→教誨堂→物産館を見てまわり、およそ1時間ほどの見学となる。

 こうして網走監獄を後にして、近くのセブンイレブンにて昼食を調達し
 一路北見方面へと向かう。

【6】北見 

 網走監獄を12時30分に出発し、国道39号線を走り北見市へと向かう。
 途中、北見駅前も通り、開けた北見の街を見つつ走ること2時間で
 本日第2の目的地である温根湯温泉「山の水族館」に到着。

 こちらは、日本で唯一の水族館プロデューサーの中村元氏の監修による施設で
 小規模ながらも、じつに楽しく魚を鑑賞することができると評判の水族館。

 実際に見た感想としては、まさに期待通りの素晴らしい施設であるということで
 日本初の「生命がきらめく滝つぼ水槽」、「イトウの大水槽」「遡上(ジャンプ水槽)」
 など見所が満載で、この北の大地ならではものに感動というところ。

 こうして水族館で30分ほど鑑賞を楽しんだ後、一路十勝川温泉へと向かう。

【7】足寄

 山の水族館を15時に出発し、道道88号線を延々と南下。いずれ何も無い
 山道が続き、途中工事などが散見されるものの改めて北海道の広さを感じる
 ひとときとなる。

 走ること1時間半でようやく道の駅「足寄湖」に到着。こちらは売店などは無く
 ただ広い駐車場。上にはチーズ工房ありとの案内もあるものの、人の気配を
 感じられず・・・。というところ。
 ここで一休みして、再び南下。本別町に入ったところで、ようやくコンビニが
 あったりと街がでてきて一安心。
 
 ここで、道の駅「ステラ★ほんべつ」に到着。
 ここは旧銀河線の駅舎を活用したとのことで、当時のホーム渡り通路がまだ
 残っている風情のある場所。


【8】十勝川温泉 観月宛

 2つの道の駅を経て、18時すぎに本日の宿「十勝川温泉 観月宛」に
 無事到着しチェックイン。

 2週間前に改装が終わったばかりという、リニューアル仕立てのモダンな部屋で、
 十勝川も一望できる素晴らしい景観。
 そんな景観を楽しみつつ一休みし、19時から夕食。

 夕食は「バイキング」ということで、刺身、寿司、ピザ、ローストビーフ、
 ハンバーグ、豚丼、パスタとかなりの品数で取るのに迷ってしまうほど
 ひとまずはなるべく多くのものを少しづつ取るという作戦でいろいろなものを
 味わうことにするが、バンキングはつい食べ過ぎてしまうのかなというところ。
 特においしかったのはチーブフォンデュ風の、とろけるチーズがけのパンなど
 であるが、こちらは大きなチーズを熱で溶かしてトロトロにした上で塗る
 というもの。

 夕食後は、一休みして1階の大浴場へ。こちらは大浴場専用のエレベーター
 というものがあり、観月宛の大きさを感じる訳だが、浴槽も大きくて
 いちどきに大人数を収容できるもので、さすがは大旅館というところ。

 そして天然モール温泉の泉質の素晴らしさも同時に感じる。

 そうこうして十勝川温泉の夜は深まり、就寝となる。

★6月16日(土)★

 北海道の旅最終日は、6時起床で窓を開けると気球が飛んでいて
 ネイチャー活動が盛んな十勝らしいと感じる。
 そして大浴場へ。体を温め、7時からは
 バイキングの朝食。こちらもメニューが相当に豊富で、やはり選びきれないくらい
 であるが、それでもなるべくたくさんのものを少しづつ取り味わう。

 特に美味だったのは野菜たっぷりのクリームシチューだったか。
 また勝手丼と称して好きな海鮮ものを入れるものもイクラ、甘エビ、イカが
 惜しげもなく提供されており、豪華。さらには温泉卵と北海道牛乳も美味。

 こうして十勝川温泉でのひとときを終え、7時45分に観月宛を出発する。

【9】富良野・美瑛

 十勝川温泉を出発し、音更帯広ICから道東道に乗り、トマムICで降り
 国道38号線を経て走ること2時間ほどで、本日第一の目的地である
 「ファーム冨田」に到着。

 こちらは2012年7月以来6年ぶりの来訪となるが、その時と比べて
 時期が早くラベンダーは開花しておらず・・・。
 それ以外の花を観賞し、ショッピング。こちらは6年の間にさらに
 グローバル化が進んだようで、外国人の姿がとても多いのが印象的。

 そして隣接する「とみたメロンハウス」にて、夕張メロンソフトと
 夕張カットメロン(各350円)をそれぞれいただき富良野の
 自然の味を堪能する。さらには焼きたてメロンパンにて昼食として
 メロン三昧のひとときになる。

 その後、少し足を延ばして美瑛へ。四季彩の丘に立ち寄り、
 こちらも6年ぶりの変化を感じるところだが、トラクターによる
 散策は変わらず。

 また車窓からだけではあったが、美瑛の丘を再び見れたことは
 なんだかとてもうれしかった感があり。

 こうして北海道での全ての観光予定地を終え、13時半すぎに
 出発となる。
 
 
【10】帰路

 美瑛の丘から新千歳空港までは、3時間ほど。
 途中富良野マルシェ近くのセブンイレブンで一息入れつつ
 国道38号線をひたすら南下し、占冠ICから道東道に乗り、
 途中、由仁PAにて休憩。
 千歳東ICで降り、無事に到着となる。

 そして16時40分。ニッポンレンタカー新千歳空港店に3日間借りたカローラ
 フィルダーを無事返却。あとは送迎車にて空港へと向かう。

 新千歳空港は、巨大であり、どこでお土産を買ってよいのかわからないくらい
 ではあるが、10%OFFになるANAFESTAにて4000円ほど購入。
 
 その後、保安検査場を通過してから富川製麺所にて味噌バターコーンラーメン
 を食べ夕食とする。

 そして18時30分発のANA76便にて東京羽田へと向かう。

 機材はA777−300。久しぶりのジャンボ機でしかも満席ということで
 狭さを感じるが、予定より5分ほど早く羽田に着き、東京モノレールにて浜松町に出て、
 山手線経由で無事東京駅に着き、21:28発のあさま631号に乗り込む。

 こうして23時すぎに帰宅し、旅の終焉を迎える。

【11】まとめ

 今回の旅は、北海道東〜道央ということで、見たいところが知床・富良野と
 大きく離れていたため、移動時間が長めの旅となりました。
 残念ながら知床は天気で恵まれず、予定していた観光はできなかったものの
 暖かい宿でのもてなしと、翌日の網走観光の充実感。そして北見での素晴らしい
 山の水族館。また十勝川温泉でのひととき。
 そして最終日は、天候が回復し晴天の中で富良野・美瑛を見ることができた
 ことが良かったです。

 今回は二順目になったところが多かったですが、6年ぶりはまあまあとして
 16年ぶりとかになってくると何もかもがかなり変わってしまってまた新しい
 気持ちで観光できるものなのかなと思った次第です。

      
              *** 北海道旅行記2018 完 ***

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