広島旅行記2017
広島旅行記2017
☆☆☆☆☆ 広島旅行記2017 ☆☆☆☆☆ 2017.11.3〜5
【序章】
初めての広島県入りとなりましたが、今回の主目的地は、
「宮島・厳島神社」「広島原爆ドーム・平和記念公園」「呉港」「安芸灘とびしま海道」「竹原」
とまわるプランとして観光・取材を行いました。
★11月3日(金)★
【1】広島県へ
今回は、5時36分発のしなの鉄道にて篠ノ井へ。そして6:17発のしなの2号にて
名古屋へ。この道中は指定席は満席で自由席は立ちあり・・・と連休初日ならではの
混雑ぶり。さらに人でごった返す名古屋駅で人を掻き分け、9時33分発の
のぞみ13号にて広島へと向かう。
さらに広島駅で山陽本線に乗り換えるも、こちらも大混雑。あわや通勤ラッシュか?!
という中、それでも駅に停まる都度だんだんと空いていく感あり。という中を
最初の目的地である宮島口へと向かう。
【2】宮島にて
12時28分。宮島口駅に到着し、徒歩で宮島口桟橋へと向かう。
JR西日本宮島フェリーと広電グループの宮島松大汽船のどちらにするか迷うも
松大汽船を選び、すぐに乗船。12時47分の便で一路屋島へと向かう。
10分ほどの船旅で宮島到着!
そして早速大鳥居へと向かう。この時間は干潮ということで、大鳥居まで歩いて
行けるということで、まずはそちらを見学。
大鳥居の柱には良く見ると、賽銭が埋め込まれており、いろいろな国のコインが
あり・・・。これはスペイン広場と似ている風情ありか?!
その後は、厳島神社へ昇殿。300円の入場料を払い、朱塗りの見事な社殿を
ひととおり見学。建物の大半が国宝というだけにただただ感心するばかり。
その後、紅葉谷公園散策へと進み、宮島ロープウェイの整理券を入手。
ここで14時をまわって腹も空いてきたということで、御茶処仲みつにて
名物のあなごめしとわらびもちのセット2000円を食べる。
穴子飯は少々淡白な味か?!最もうなぎではないのでこれはこういうものなのだろう。
そしてわらびもちは、粉っぽいきなことのみずみずしいもちのコラボがGood。
あとは、宮島でもう一箇所!ということで大聖院を見学。
こちらは高台になっており、ここから見渡厳島神社もなかなかのもの。
その後は、帰りしな表参道商店街を散策。
生産者のお店として有名な沖野水産にて、カキのバター焼きを食べる。
こちらは600円で大ぶりのカキが5個!もちもちのかなり美味で思わず
おかわりしたくなる味。
こうして15時30分に再び松大汽船のフェリーに乗り込み、約3時間の宮島の見学を無事終える。
【3】広島にて
本土に戻り、15時50分の広島電鉄宮島線にて広島市内へ向かう。
こちらは原爆ドームまで49分とアクセスが良いのが特徴でさらに運賃も280円と格安。
また宮島線は、3両連結で輸送力もあり車両も新しい感あり。
またこちらは広島市中心街に入るまでは路面ではなく専用線での運行になっており、
なるほどというところ。
こうして50分ほどの電車の旅の後、16時40分に無事原爆ドーム前に到着となる。
そして初めて見る原爆ドームに感慨を覚えつつ、見学も含め15分ほど堤防沿いを歩いて
平和記念公園へと向かう。
最初に平和記念公園のほぼ中央に位置する「原爆死没者慰霊碑」へ。その後歩みを進め
広島平和記念資料館(東館)の見学へと入る。
資料館は連休ということもあり、混雑が激しくなかなか見たい資料を見るのもままならない
ものの、なんとか人をかいくぐってひととおり見学。最後に地下1階にあるオバマ大統領から
贈られた折鶴を拝見。いずれも歴史的なアメリカ大統領の広島訪問を証明するものという
認識あり。
こうして、閉館ぎりぎりまでの資料館巡りを無事終える。
【4】ドーミーイン広島
18時前に資料館を出るとあたりは真っ暗に・・・。平和大橋を渡り広島の繁華街方面へ
向かい、本日の宿であるドーミーイン広島にチェックイン。
部屋に荷物を置き、一息。そして夕食は広島名物のお好み焼きを!ということで、
ホテルのフロントから紹介されたすぐ近くの蔵屋へと向かう。
こちらは予約無しでも運よく入ることができ、海鮮メニューのお好み焼きである
蔵屋デラックス(生エビ・生イカ・ネギ・イカ天)1300円を頂く。
そばとうどんを選択ということだったのでそばを選択することに。
こちらだが、1300円という価格から想像するにやや小ぶり。しかしながら
中身はなかなかのボリューミーにて大満足。
ホテルに戻り、ドーミーイン広島の大きな売りである最上階の大浴場・安芸の湯へ。
こちらは一人用の露天樽風呂(実際は樽ではないが・・・)などとてもリラックスする。
こうして広島の夜は深まり、第1日目は無事終了。
★11月4日(土)★
【5】第二次広島散策
起床後、安芸の湯でリフレッシュ。さらに6時半よりバイキングの朝食。
こちらは、和洋なんでもあり、特に広島名物穴子飯は炊き込み風になっていて
美味。
朝食後、時間に余裕があるため安芸の湯で体を温めてから8時すぎにホテルを出発!
徒歩で、再び平和大橋を渡り、嵐の中の母子像、祈りの泉を見学。
その足で原爆死没者慰霊碑を再訪、そして原爆の子の像を経て、再び原爆ドームへ。
元安川をはさんだ対岸から全容を捉える。
その後、徒歩にて県立総合体育館を経て広島城へと向かう。
ここで広島護国神社・広島城天守閣を相次いで訪問。
残念ながら天守閣は9時開門ということで、見れずではあるが、広島城大菊花展が
開催されており、素晴らしい作品を目の当たりにできるラッキーなところあり。
こうして徒歩での広島の散策を終える。
【6】呉へ
ニッポンレンタカーの八丁堀店へ9時半に赴きデミオを借りる。こちらは
まだ5000キロほどしか乗っていないなかなか調子の良いもので、
やはり新しいのは良いなあと感じるところ。
早速出発し、広島呉道路を経て走ること50分ほどで呉到着。
ここは古くは海軍の街。今は海上自衛隊の街となっている軍港ということで、
いったん車を停め、大和ミュージアムを見学。
800円で常設展と特別展をかけ足で見るも、やはり10分の1スケールで
再現された大和が見事なり。
その後、呉艦船めぐりの11時の便に搭乗! 1300円で30分ほどの周遊だが
地上からは見ることの出来ない艦船の姿を目の当たりにすることができるとともに
海上自衛管OBの解説もまたわかりやすく、とても勉強にもなる。
本日見れたのは、さみだれ、さざなみ、かが、とわだ、ぶんご、かしま、
潜水艦のおやしお型など。
また大まかな印象だが、巨大な船体を持つヘリ空母の「かが」などを見ると
日本もなかなかの海軍力を保有しているのだな・・・と感じるところ。
他建造中の日本郵船の巨大船も圧倒的な大きさにてまさにおどろきのスケールというところ。
呉艦船めぐりの後、呉海自カレーを食べようと呉ハイカラ食堂へ。
しかしながら連休中ということもあり長蛇の列・・・ここは次の予定も
あるので今回は諦め次の楽しみにとっておくこととする。
こうして11時45分。呉を後にする。
【7】安芸灘とびしま海道
呉中心街から走ること30分ほどで、本日の次の目的地である
安芸灘とびしま海道へと入る。
こちらは7つの橋によって結ばれている芸予諸島の7つの島エリアであるが
瀬戸内の絶景がドライブで楽しめるというもの。
ということで、まずは有料の安芸灘大橋を渡る。片道720円であるが何でも
島内の所定の施設で1000円以上買い物をすれば帰りの通行券がもらえる
という呉市の助成事業があるとのこと。
そんなことも頭に入れつつ、まずは7つの島の最果ての岡村島目指して
走り始めることとする。
経路とすれば、本土→安芸灘大橋→下蒲刈島→蒲刈大橋→上蒲刈島→豊島大橋
→豊島→豊浜大橋→大崎下島→平羅橋→戸大橋→中の瀬→中ノ島→岡村大橋→岡村島
ということでじつに多くの橋と島を巡るもの。
経路の途中、お昼時ということもあり上蒲刈島のかつら亭蒲刈本店に寄るも
これまた連休のためか駐車スペースも無いほどの混雑ぶりで昼食を諦め、
いっきに岡村島へ。
13時15分。最果ての島でまるせきカフェに入り、本日のランチ
「今治名物B級グルメ・焼豚たまご飯ランチ1000円」にありつく。
こちらは東京から岡村島に越してきたオーナーがやっているそうだが
古民家を改造したとても風情のある店内はとてもよい雰囲気。
そして自家焙煎のコーヒーも大変美味。
きてよかったと思えるお店。その後、岡村島内のナガタニ展望台へ。
これまたみかん畑のてっぺんのようなところにあるのだが、道の勾配が
半端ない+道幅が狭いということで、対向車でも来ようものなら
完全にアウト! 改めて思うがこういった島に限らず地方の道は
こういうところが多いというのがここ数年旅をしてきて感じるところ。
そしてそんなスリリングな道を通ってたどり着いたナガタニ展望台は
まさに絶景! 絵に描いたような瀬戸内の島々がとても美しく見渡せ
着てよかったと思うばかり。
14時。後ろ髪をひかれる思いで、そんなステキな岡村島を後にして走ること
20分で到着したのは、大崎下島の御手洗の町並み保存地区。
こちらは観光地化されており、わりとたくさんの観光客が訪れているが
それでも厳島神社などに比べればまばらで、ゆっくりと見ることができる。
常盤町通りを散策し、メインの乙女座へ。昭和12年に建てられたという
劇場は歴史を感じるが、その後復元されたものとはいえ当時の風情を
よく残しており、貴重な建屋の一つという認識。
こういうところで公演をするのも乙なものだなと感じるところ。
そして入館料200円も無人で料金箱が設置されており、来訪者の良心に委ねる
という心意気も素晴らしいと感じるところ。
最後に千砂子波止めまで歩いて見学を終え、15時に御手洗を後にする。
その後、豊島に渡り、十文字山公園展望台を目指すも入り口がわからず
スルー・・・残念だが上蒲刈島へと渡り、県民の浜・恵みの丘を散策。
県民の浜ではちょうど干潮の時間で白い砂浜が広がっており海辺まで
散策。そして恵みの丘は、ハーブ園あり。それでも食堂はやっておらず
ちょっと閑散とした雰囲気あり。
そしていよいよとびしま海道の観光の最終地。最後の島である下蒲刈島
の松濤園(しょうとうえん)へ到着。
この時点で16時15分をまわっており、だいぶ日も傾いて寒くもなって
きたので急いで見学。
こちらは先ごろユネスコの記憶遺産に登録された朝鮮通信史にまつわる展示や
陶磁器など時間さえあればゆっくり見たい展示物があり、ちょっと惜しい
ところ。
そしてここで、入場料800円+陶磁器の絵葉書を2枚買って合計1000円
となり、安芸灘大橋の帰りの通行券を入手。
こちらは入り口の係員の方が親切に案内してくれたこともあり、大変ありがたい
ところ。
こうして16時45分。安芸灘大橋を渡り本土に戻り、2日目の午後の大半を
過ごした島巡りドライブを終了する。
【9】竹原にて + グリーンスカイホテル竹原
本土に戻り、走ること約1時間。距離的にはとびしま海島で岡村島まで走った
距離と同じくらい走り、本日の宿がある竹原市へ到着。
まだ明るければ竹原の町も見学・・・と思っていたが宿に着いた18時には
真っ暗になってしまったので、今夜は宿のグリーンスカイホテル竹原に
チェックインすることにする。
こちらのホテルは2014年に出来た新しさもあり、内容はモダン。
そして併設される瀬戸内ダイニングハーベストではおいしい料理が提供されるもの。
ということで、部屋で一休みの後、18時30分からハーベストにて夕食。
今回のプランでは、竹原牛のステーキ丼をメインとした和定食でとても美味。
特にメインのステーキの柔らかさは逸品というところ。そして竹原と言えば
マッサンのモデルとなった竹鶴政孝の生家があることで有名ということで
竹鶴プレミアムハイボールを頂くことに・・・ハイボールで950円はなかなか
のものだが、昨今のウイスキーブームで品薄であることを考えればこんな
ところであろうか。
ということで、夕食を満喫した後、地元のスーパーへと足を延ばす。
藤三という店だが、ぐるりとひとまわり。
お目当てはカール。8月に東日本での販売を終了してしまったカールだが
その時点でもチーズ味しかなかったのに西日本ではうすしお味も売っている
ということで、ゲット。宿に戻り体すこやか茶を飲みながら味見!
チーズ味に比べればさっぱり感があるかな?!というところ。
そうこうして広島最後の夜は深まり、就寝となる。
★11月5日(日)★
広島の旅最終日は、6時半起床で朝飯前から竹原町並み保存地区へ散策
に出かける。冷え込みがけっこう厳しくて参ったが、コートは無いものの
ほぼ晩秋〜初冬にかけての装備をしていて良かったと思うところ。
そして地蔵堂〜長生寺〜有名な普明閣〜西方寺〜胡堂、町並み保存センター
にある竹鶴政孝とリタの像、松阪邸などをひととおり見学。
さすがに早朝であることと寒さがきいたのがほぼ人はおらずの中での
見学で貸切感半端ないところ。
そしてホテルに戻り7時20分頃から朝食。こちらは和食ということで
食べ切りサイズのヘルシー感があってとても満足。
時間があったので、風呂に入り朝の散策で冷えた体を温める。
8時半にチェックアウトし、一路空港へと向かう。
【10】帰路
竹原から広島空港へのナビがどうもおかしい・・・。妙なわき道を案内するは
挙句は空港直前で別地域への自動車専用道路に入り、約10キロくらいロス
することに・・・。時間に余裕を持ってきたからいいようなものの、
これはスリリングというにはちょっと・・・。
ねそして広島空港近くには怪しげなカマタという激安をうたうガソリンスタンドが
1件あるだけだが、どうもこのあたりの相場よりだいぶ高い・・・。
これはレンタカー屋と結託しているのか?!
ともあれ、どこのガソリンだがわからない怪しげな燃料でも満タンに
すればOKということで9時15分すぎに車を無事返却。
その後、広島空港にて早々に保安検査場を通過し、出発待合室内にある
ANAFESTAにてお土産を物色。結局のところ広島というばもみじまんじゅう
ということに落ち着き、配布用に一番大きい24個入りのものを入手する。
そして10時35分発のANA676便にて東京羽田へと向かう。
機材はB767−300。おなじみのワイドボディー中型機。
予定通りより5分ほど遅延して羽田に着き、東京モノレールにて浜松町に出て、山手線経由で
無事東京駅に着き、13:04発のあさま611号に乗り込む。
こうして15時半すぎに帰宅し、旅の終焉を迎える。
【11】まとめ
今回の旅は、広島の一県のみということで、
日程的に2泊3日ながら、1日目は早朝出発でお昼すぎから観光をスタートでき、
2日目はまる1日。3日目は朝食前までと混雑しているところは諦めを早くして
少しタイトだが見たいところはゆっくり観光することができました。
また1日目は電車。2日から車とメリハリをつけた移動手段もうまくはまった
ように感じよいプランでまわれた感がありました。
最も見れなかったものはたくさんありますが、それは再訪の時の
楽しみにとっておきたいと思います。
*** 広島旅行記2017 完 ***